『巫女と彦星』チュ・ヨンウの凄絶な没入演技、制服の似合う憑依演技に視聴者釘付け

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チュ・ヨンウが、眼差し・表情・発声という三拍子を備えたペ・ギョヌとして完璧に生まれ変わった。彼は、韓国tvNドラマ『巫女と彦星』で、死の運命を背負った青年ペ・ギョヌ役を演じている。

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ギョヌは、主人公パク・ソンア(演者チョ・イヒョン)の祈祷所に逆さまに転がり込むという衝撃的な登場で視聴者の目を引いた。ひと目で惹かれてしまうような整ったルックスはソンアのみならずクラスメートたちの心までも掴んだ。

まるで制服そのものがパーソナルカラーかのようなすらりとした佇まいは、観る者に初恋の記憶を呼び起こした。

不運な運命を持つギョヌは、誰に対してもトゲのある態度を崩さない。自らの命を助けようとするソンアの言葉さえも信用できず、「不幸は伝染するんだ。信じたら金を失って不幸になるし、信じなければただ不幸なだけ」と自嘲気味に語る姿が胸を打つ。

しかし、ギョヌはふとした瞬間に優しさを見せる。

祈祷所を訪れたおばあさんオ・オクスン(演者キル・ヘヨン)の手を静かに握ったり、クラスでからかわれているソンアを庇ったりと、冷たい表情や言葉の裏に温かく繊細な一面を覗かせた。

(写真=韓国tvN『巫女と彦星』放送画面)

特に放送終盤、水の妖怪に憑かれたギョヌを演じるチュ・ヨンウは、顔の細かな筋肉の動きから血管の浮き出しに至るまで表現し、役に完全に没入した姿を見せた。

ギョヌは自分のテリトリーに土足で踏み込んでくるソンアに対し、「優しいんじゃなくて、ただのバカだ」ときっぱり線を引く場面も印象的だった。

このようにチュ・ヨンウは、ギョヌの複雑な内面を抑制の効いた眼差し・表情・口調で繊細に描き出し、ドラマへの没入感を一層高めた。

高低差の少ない中低音の声を通じて、静かながらも重厚な存在感を改めて証明した。看板が頭上に落ちる事故のシーンでは、感情を抑えつつもギョヌの痛みをにじませる演技で深い余韻を残した。

続く作品出演で着実に演技力を蓄えてきたチュ・ヨンウは、今後さらに俳優として成長した姿を見せてくれそうだ。彼が出演する『巫女と彦星』は、毎週月・火曜日の午後8時50分より放送中である。そして、本作は日本ではAmazon Prime Videoで独占配信中だ。

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