10年の歳月を経て、ついに無線が再び鳴り響く。女優キム・ヘスも、すでに伝説のドラマ『シグナル』シーズン2の広報に熱を入れている。彼女は、自身のInstagramストーリーに、2016年に放送された『シグナル』の編集映像をリグラム(再投稿)した。
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ファンが制作したショート動画を自身のアカウントにアップし、“いいね”ハートも押すなど、来年公開予定のシーズン2に向けて早くも情熱を見せている。
『シグナル』は、過去と現在をつなぐ無線通信を通じて未解決事件に迫るタイムスリップ捜査劇である。
脚本家キム・ウニの緻密なストーリーテリングと、ジャンルものとしての完成度の高さから、放送当時シンドロームと呼ばれる社会的現象を巻き起こした。
チョ・ジヌン、キム・ヘス、イ・ジェフンという完璧なキャスティングも相まって、視聴率と作品性の両面で成功を収めたtvNの代表作として名高い。
特にチョ・ジヌンはイ・ジェハン役でtvN10アワード大賞を受賞し、キム・ヘス(チャ・スヒョン役)とイ・ジェフン(パク・ヘヨン役)も、それぞれのストーリーと演技力で“レジェンド級”の評価を受け続けている。オープンエンディングで幕を閉じたシーズン1は、シーズン2への期待を高め、多くのファンが続編を心待ちにしてきた。
『シグナル』シーズン2の兆しは昨年から表面化していた。
脚本家キム・ウニと制作会社SLLのチャン・ウォンソク代表がイタリアのラ・サピエンツァ大学で行った講演で、シーズン2の構想をほのめかしており、イ・ジェフンも映画『脱走』のプロモーション中に「序盤の台本を見て、ただただ『ヤバい』としか思えなかった。想像以上の出来だ」と強い確信を語っていた。
キム・ウニにとって『シグナル』は特別な意味を持つ作品である。彼女は過去のイベントで「『シグナル』は俳優とスタッフ全員にとって特別な作品。シーズン2は、より良い脚本が仕上がったときに初めて実現する」と述べていた。そしてついに、その“より良い脚本”が完成し、2026年をターゲットに動き出した。
イ・ジェフンは最近、KBS1の番組『朝の広場』に出演し、『シグナル』シーズン2について「大いに期待してほしい。僕自身もとても興奮している。待ってくれた皆さんにどこまで応えられるか、プレッシャーもある。“待っていてよかった”“終わらないでほしい”と思ってもらえるはず」と自信をのぞかせた。
tvN開局10周年を記念して誕生したシーズン1に続き、20周年にはシーズン2で“伝説の帰還”を告げることになった。
長い沈黙の末に、再び鳴り響く無線。キム・ヘスもまた、『シグナル』シーズン2への期待感を大いに高めている。
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