故キム・セロンの死をめぐる未成年交際疑惑、いわゆる“グルーミング論争”に巻き込まれた俳優キム・スヒョンが、台湾で予定されていたイベントにも影響を受ける可能性が高まっている。広告業界やバラエティ番組に続き、海外イベントまでも契約解除の動きが見られる状況だ。
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台湾メディアETtodayは、台湾・高雄(カオシュン)で開催されるセブンイレブン主催の桜祭りイベントにおけるキム・スヒョンの出演が危機に瀕していると報じた。
報道によると、当初、台湾セブンイレブンはキム・スヒョンを招待し、ファンミーティングやトークイベントを予定していた。
キム・スヒョンの写真が印刷された生鮮食品、コーヒーカップ、スリーブなどの関連商品も発売される予定であり、ファンミーティングの参加者200名もすでに抽選で決定していた。
また、イベントのハイライトである最終日には、彼が約40分間のパフォーマンスを行う計画だった。しかし、現在“グルーミング論争”の渦中にあるキム・スヒョンの出演を強行するのは容易ではないとされる。
現地ブランド関係者は、「現時点では契約通りイベントを進める予定だが、今後変更が生じた場合は速やかに対応し、消費者の利益を考慮した適切な措置を講じる」と説明した。
もしキム・スヒョンの出演が中止となれば、違約金の支払いが発生する。台湾の業界関係者は、その額が3,000万台湾ドル(約13億2,270万円)に上る可能性があると予測している。
キム・スヒョンは現在、故キム・セロンの死を巡る複数の疑惑に巻き込まれている。キム・セロンが死亡した後、YouTubeチャンネル「ガロセロ研究所」が遺族とともに、キム・スヒョンとキム・セロンが2015年から2021年まで6年間交際していたと主張した。
キム・セロンが未成年だった当時から関係が続いていたとし、2022年に彼女が飲酒運転による交通事故を起こし、活動を休止した際に生活困難に陥ったにもかかわらず、事故処理のために借りた7億ウォンの返済を強要したと述べた。
これに対し、キム・スヒョン側は、キム・セロンが未成年の頃には交際していなかったと否定。また、彼女に対する貸付金全額を貸倒処理した後、一度も返済を求めたことはないとし、「ガロセロ研究所」と遺族の主張を真っ向から反論した。
さらに、「公の場で真偽を争うことは、故人とその母親の意向に沿わないと考える。当社の経営陣が直接お母様にお会いし、十分な説明をしたい。いつでもゴールドメダリスト事務所にご連絡いただければ幸いです」とコメントを発表したのだった。
この論争が浮上した後、キム・スヒョンに対する否定的な世論が広がる中、広告業界とバラエティ業界が彼との契約を解消する動きを見せている。
彼を広告モデルに起用していたエステティックブランド、化粧品ブランド、外食ブランド、健康機能食品ブランドなどが公式チャンネルから彼の写真を削除し、広告動画を非公開にした。また、彼が出演しているMBCのバラエティ番組『Good Day』も、彼の直撮り映像などを非公開にする措置をとった。
キム・スヒョンの広告出演料は、年間平均7億~10億ウォンと推定されている。彼は銀行、ファッション、流通業界を含む約15社の広告モデルを務めており、違約金の総額が約2,000億ウォン(約200億円)に達する可能性も指摘されている。
(記事提供=OSEN)
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