公開25周年を迎えた映画『JSA』の主演キャストとパク・チャヌク監督が、ファッション誌『ELLE KOREA』に登場した。
【写真】映画『JSA』主演キャストが集合。“大物俳優だらけ”の貴重な瞬間
韓国の大手エンターテインメント企業CJ ENMが「30周年記念ビジョナリー選定作」として選定した『JSA』。
2月初旬、リバイバル上映やGV(Guest Visit/観客との対話)イベントが行われたなか、主演キャストのソン・ガンホ、イ・ビョンホン、イ・ヨンエ、キム・テウと、パク・チャヌク監督が25年ぶりに集合。その記念すべきイベントと共に『ELLE KOREA』の特別企画にも参加し、意味深い記録を残した。
撮影の合間には、キャストや監督へのインタビューも行われた。
25年前、30代前半の若手監督だったパク・チャヌク監督は、今や韓国映画界の巨匠となっている。
彼は「当時のヒットや好評も重要だが、監督として究極の目標は、時が経っても人々に観てもらえる作品を作ることだ。『JSA』はすでに25年間愛されているので、短期的な目標は達成したと思う。これもすべて、ここに集まった俳優たちのおかげだ。さらに長く愛される作品になってほしい」と、感慨深い思いを語った。
劇中でオ・ギョンピルを演じたソン・ガンホも、「この映画のおかげで、映画の魅力にどっぷり浸ることができた。もしかすると、俳優人生の中で最も恋しく思う時期かもしれない。俳優として長い年月を歩んできて、紆余曲折もありながら、何度か人生の『花様年華(最も輝かしい時期)』が訪れた。私にとって最初の花様年華は、『JSA』と共に過ごした時間だった」と、作品への愛情を隠さなかった。
公開当時、観客に紛れて約40回も劇場で鑑賞したというイ・ビョンホン。彼は「映画って『100年の芸術』と言う。時間が経っても良い作品であり続けること、それ自体が映画人としての誇りだ。『JSA』もまさにそんな作品だからこそ、今日のような光栄な場が設けられたのではないだろうか」と、時代を超えた映画の価値に共感を示した。
板門店の唯一の女性キャラクター、ソフィー・チャン少佐役のイ・ヨンエも、「ソフィーは中立的な立場で、曖昧なアイデンティティを持つ人物だ。当時、彼女をどう表現するかについて、監督とたくさん話し合い、最善を尽くしたことを覚えている。今でもラストシーンを思い浮かべると、胸が熱くなる。20代最後にソフィーという役と『JSA』に出会えたおかげで、晴れやかな30代を迎えることができた」と語り、この場に共にいる喜びをかみしめた。
キム・テウは当時、事務所で『JSA』のシナリオを見つけ、「絶対にやる」と名乗り出たという。
「『JSA』は作品性と商業性の両方を兼ね備えた、いわば意味もあり、面白さもある希少な映画だ。何よりも韓国映画だからこそ描けるテーマを扱ったことが、この作品の最も貴重な価値だと思う。今でも、兄貴たちや姉さん、そしてハギュンと、毎日ワクワクしながら撮影現場に向かった日々を鮮明に覚えている」
(記事提供=OSEN)
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