2PMのジュノが主演している時代劇『袖先赤いクットン』（原題）で、宮女のソン・ドクイムに扮しているのがイ・セヨンである。
彼女は本当に時代劇がよく似合う女優だ。その中でも、特に『王になった男』で王妃に扮したときの演技が、とても印象的だった。
品格があって、美しく、そして、情愛も巧みに表現していた。そういう意味では、時代劇で王妃を演じた数多い女優の中で、イ・セヨンは特別な輝きを持っていた。
その彼女が今度の『袖先赤いクットン』では宮女を演じる。かつては王妃だったが、今度は女官になるというわけだ。そうなると、品格や威厳よりもハツラツさやしたたかさが求められる。多様な表現力を持つイ・セヨンのことだから、今度はガラリと変わった女官の姿を見せてくれることだろう。
【関連】女優イ・セヨン、『袖先赤いクットン』を語る!!見どころは「女官の目線」！【PHOTO】
それにしても、イ・セヨンが王妃に扮した『王になった男』は、2019年に制作されたので初放送から2年が経過している。しかし、いまだに心地よい余韻を残している。同時に、「時代劇の中でも特に傑作だった」と評価している人も多い。
その理由を考えてみると、やはりキャスティングが抜群に良かったことが挙げられる。
前述したイ・セヨンの演技も大評判であったし、主役として1人2役に扮したヨ・ジングも、自分自身を巧みに七変化させて難しい二つの役を臨場感たっぷりに演じ分けていた。
また、優秀な高官に扮したキム・サンギョンは重厚な演技でドラマを盛り上げたし、『冬のソナタ』で名脇役を演じたクォン・ヘヒョも、今度は一転して憎たらしい悪役にチャレンジして強烈な存在感を見せていた。
こうした俳優たちの熱演のおかげで、『王になった男』は時代劇が好きな視聴者にとって「記憶に残る名作」になったのである。
そんな作品で活躍したイ・セヨンが、今度は『袖先赤いクットン』でイ・サンに扮するジュノの相手役になっている。ドラマはまだ始まったばかりだが、早くも評判が非常にいい。
もちろん、主役のジュノへの期待がとてつもなく大きいが、同時にイ・セヨンの演技も本当に楽しみだ。
文＝康 熙奉（カン・ヒボン）
■【関連】2PMジュノ＆イ・セヨン共演！“複雑微妙な”三角関係匂わす『袖先赤いクットン』キャラポスターに注目
前へ
次へ
.jpg)
