韓ドラのPPLでおなじみのSUBWAY、“味の裏切りがない”最強サンドイッチだった!?

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韓国ドラマで頻繁に登場するSUBWAY(サブウェイ)。韓ドラ界ではPPL(プロダクト・プレイスメント/間接広告)の常連で、「出たな、緑のエプロン!」と苦笑してしまう存在でもあります。

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今回はソウル在住の筆者が、日本人が意外と知らないSUBWAYのおいしさについて紹介します。

『青春の記録』では、第1話からパク・ボゴムがSUBWAYの店員として登場します。もし近所のSUBWAYでボゴム級のイケメンがいたら、毎日通いたくなることでしょう。

『愛の不時着』では、ユン・セリ(演者ソン・イェジン)が同僚と笑顔でサンドイッチを頬張る姿が描かれていますが、孤食だったセリが、恋愛をきっかけに「誰かと食べる喜び」を取り戻した象徴的な場面です。

そのほか、『涙の女王』や『いつかは賢いレジデント生活』『瑞草洞<ソチョドン>』、過去には『太陽の末裔』『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』など、数々のヒット作で登場人物たちの日常にSUBWAYが溶け込んでいます。

『瑞草洞<ソチョドン>』より(画像=tvN)

韓国旅行中にSUBWAYを見かける機会はたくさんあると思うのですが、あまりにドラマで見慣れているせいで、かえって素通りしている人が多いかもしれません。

ですがソウルでたくさんのサンドイッチを食べ歩いた私にとって、実はこのSUBWAYこそが“韓国でいちばんおいしいサンドイッチ”なのです。

韓国のSUBWAYは日本よりもずっとボリュームがあり、何よりおいしいのです。野菜の量が圧倒的に多く、具材の種類も豊富。持った瞬間にずしりと重く、食べ応えがあります。パンは世界共通の味で、“可もなく不可もなく”という安心感があります。さらに、「プルコギサンド」やピリ辛ソースなど、韓国ならではのメニューも楽しめます。全体のバランスが抜群で、食べるたびに思わずうなるほど完成度が高いのです。

私はシュリンプサンドやBLTをよく食べますが、そこにエッグマヨとアボカドをトッピングすると、レギュラーサイズ(15cm)でも軽く12,000ウォンを超え、韓国の物価高を実感する瞬間です。それでも満足感が高く、ついリピートしてしまいます。

難点をいえば、カスタマイズ注文が複雑なこと。これは日本でも同じですが、韓国語で伝えるとなるとかなりハードルが高いのです。ただ流れは同じなので、指差しでも大丈夫。後ろに人が並ぶと焦りますが、それも旅のスパイスだと思えればしめたものです。

写真はシュリンプサンド。野菜が多すぎて、大きなエビがどこにいるのかわかりません(笑)

余談ですが、以前ソウルのカフェで卵サンドを頼んだところ、いちごジャムが入っていて驚いたことがあります。韓国では“甘じょっぱい卵サンド”が意外と定番らしく、それ以来、初めて入るカフェで卵サンドを頼むときは「いちごジャムの有無」を確認し、入っていれば「いちごジャム抜き」で注文するようになりました。

そんなわけで、私が韓国でサンドイッチをおすすめするなら、“味の裏切りがない”SUBWAY一択。「旅行に来てまでSUBWAY?」と思うかもしれませんが、たとえばコンサートやミュージカルなどの推し活で渡韓すると、韓国料理をゆっくり味わう時間が取れないこともありますよね。そんなときに頼りになるのがSUBWAYなのです。店舗数も多く、配達アプリでホテルまで届けてくれるのも便利。韓国のフランチャイズは店によって味にばらつきがありますが、SUBWAYは比較的どの店舗も安定した味を保っています。ぜひ一度、韓国で“勇気を出して”SUBWAYを食べてみてください。

(文=田名部 知子)

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