韓国旅行に行ったときに気になるもの、ついつい買ってしまうものといえば、なんといっても独特のセンスが光るかわいい雑貨たち。最近10~20代の書籍購入率が増えてきたという韓国では、実用的でスタイリッシュな読書アイテムもたくさん展開されている。
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今回は、「ありそうでなかった便利なアイテムかも」「これはかわいいぞ…!」と思った本に関連する雑貨をピックアップ。さらに、雑貨・文房具全般オタクである筆者が、2024年の韓国旅行時に実際に足を運んだお店についてもご紹介。
気になる!おしゃれで便利な読書アイテムリスト
◆ハウル シャーリングブックカバー(하을 셔링 책커버)
◆オニプ 原木ブックホルダーリング(오니프 조개 원목 북홀더링)
◆トゥイナー ブックテイル(트위너 Booktail)
◆サンチェクカバン(산‘책’가방)
◆ハウル シャーリングブックカバー(하을 셔링 책커버)
韓国のアップサイクルブランドである「ハウル」が制作している、環境に配慮した素材を使って作られたブックカバー。
一般的なブックカバーは、決まったサイズの本にしか使えないものが多いのが少し惜しい点。このシャーリングブックカバーは伸び縮みしやすいギャザーデザインを採用しているので、さまざまな大きさの本にフィットする。
また、使う本ごとにカバーの形を変えられるため、サイズごと・本ごとにカバーを変えなくてよいのが便利。使わないときはお饅頭のように丸めて、コンパクトにできるのもうれしいポイントだ。
さらに、ブックポーチとして読書ノートと一緒に持ち歩ける。読みたい本とお気に入りのノートを持って出かけるのが楽しくなりそうなアイテムだ。
◆オニプ 原木ブックホルダーリング(오니프 조개 원목 북홀더링)
親指に装着して、片手でもしっかりとページを開いたまま読書ができる画期的なアイテム。なにも付けずとも本を読むことはできるが、力を入れ続けて指の付け根が攣りそうになってしまうのは筆者だけではないはず…(笑)。
このブックホルダーリングを使えば、通勤電車内で立ちながらでも読めそう。ずっとほしいほしいと思いながらも、まだ手に入れられていないアイテムのひとつである。無垢材を使用していて耐久性があり、肌触りがよさそうなのも推したいポイント!
S・M・Lの3サイズが用意されているので、指の太さにあわせてフィットする大きさを選べるとのこと。就寝前にベッドで本を読むときや公園でゆったり本を読みたいときにも活躍しそうだ。
◆トゥイナー ブックテイル(트위너 Booktail)
本に挟むと、ページとページの間からチャームがしっぽのように出てくるのがとても可愛らしいしおり。いわゆる紙でできている一般的なしおりも多様な紙質やイラストデザインがあるので大好きだが、このアイテムはバッグにキーホルダーを付けるのと同じ感覚で「この色の表紙にはこのしおりがぴったりかな」「今日持っていくバッグorポーチに合うのはこれかも」など、コーディネートが楽しめそう。
クリスマスバージョンやノーベル文学賞受賞を記念して作られたものなど、デザインも幅広い。ありそうでなかったタイプのアイテムなので、日本の雑貨屋さんでもぜひ展開してほしい!
◆ミオンジョン サンチェクカバン(산‘책’가방)
休日に本を1冊持って散歩に行きたいとき、家のすぐ前にあるカフェに本を読みに行きたいとき、電車やバスの移動中にバッグから本を出し入れするのが面倒なとき、そんなときにおすすめのアイテム。
ブックカバーとバックが一体となっている構造で、内側に本を、外についているポケットに携帯やメガネ、ペンなどを入れてこのサンチェクカバンひとつで身軽に出かけられる。外出して本を読むきっかけになりそうなアイテムだ。
分厚い小説から薄めの詩集まで、いろいろな大きさの本を収納できるのでその日の気分にあったものを持ち歩いて、ちょっとそこまで行ってみるのもいいかもしれない。
★Instagram ⇒ @tmionjeon
ここからは本からは少し離れるが、2024年に韓国旅行時に訪問したお気に入りの雑貨屋さんを紹介したいと思う。
◆all write
まずは、ソチョン(西村)とヨニドン(延禧洞)にある「all write」。オリジナルのカレンダーやリングメモ、マスキングテープ、手帳などなど…。その他にもさまざまな種類のスタイリッシュな文房具たちが所狭しと並んでいる。
紙モノが大好きな筆者は、一緒に旅行に来ていた友達をほぼほったらかしにして、どのアイテムをお持ち帰りするか吟味した。買い物をしたときに入れてもらえる封筒のデザインも時期によって違うようで(しかもかわいい!)、再訪する楽しみがあるショップでもあると思う。また行きたいお店のひとつだ。★Instagram ⇒ @allwrite_shop
◆POSET
こちらもヨニドン(延禧洞)にあるポストカードショップ。図書館のようにたくさんのポストカードが並べられており、セレクトするのに1時間以上かかった記憶がある。
置かれているカードのイラストのテイストも多種多様。必ず好みのものが見つかるといっても過言ではないだろう。陳列台にはクリエイターの名前が表記されているので、ここでお気に入りの作家さんを見つけて帰るのも楽しい。時期によってはお店の一角で作家さんの展示が開催されていることもある。★Instagram ⇒ @poset.official
まだまだ奥が深そうな韓国の読書アイテム、そして雑貨の世界。シンプルだけど一癖あるデザインが好みの人は、心に刺さるショップやアイテムがたくさんあるのではないだろうか。これからどんどん深堀りしていきたいジャンルのひとつでもある。とりあえず、また韓国に行かねば。
文=豊田 祥子
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