【冬休みオススメ】新旧スターの熱すぎる共演『六龍が飛ぶ』【名作劇場】

2020年12月28日 スペシャル
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ドラマ『六龍が飛ぶ』の舞台となるのは、高麗滅亡から朝鮮建国の激動期。朝鮮王朝建国の祖である李成桂(イ・ソンゲ)、その右腕である鄭道伝(チョン・ドジョン)、朝鮮王朝第3代王となる李芳遠(イ・バンウォン)という実在人物に、個性豊かな架空のキャラクターを加えて、建国の歴史を壮大なスケールで描いた作品だ。

ドラマとしては『大風水』『鄭道伝』でも描かれた時代を題材にしているが、『六龍が飛ぶ』は史実とフィクションを融合させて大ヒットした『根の深い木』の演出家と脚本家が再びタッグを組み、史実とフィクションを織り交ぜた完成度の高い一作に仕上がっている。

朝鮮王朝を建国した李成桂の五男で、史実では王位への欲望から異母兄弟を殺害する李芳遠。そんな強烈キャラクターの王を本作で演じるのは、独特のカリスマ性で人気を誇るユ・アインだ。

現代劇はもちろんのこと、『成均館スキャンダル』『チャン・オクチョン』など、話題の時代劇ドラマで主演し、活動の幅を広げてきたユ・アインが『六龍が飛ぶ』でさらなる飛躍を遂げた。

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ちなみにタイトルに「六龍」とあるように、物語のキーマンは6人いる。

まず、天才策士の鄭道伝を演じたのはキム・ミョンミンだ。『不滅の李舜臣(イ・スンシン)』で、偉大な将軍を熱演してから早10年。久しぶりの時代劇ドラマ復帰作となっている。

ユ・アインとロマンスを繰り広げるヒロインのプニ役は女優シン・セギョンが担う。『根の深い木』で言葉を話せないソイを演じ、高い演技力を見せた。他にもピョン・ヨハン、ユン・ギュンサンとフレッシュな顔ぶれが作品を彩る。

ドラマ『六龍が飛ぶ』(写真=韓国SBS)

【あらすじ】父への失望と師への憧れの中で動き出す建国物語

貴族が権力を独占する高麗末期。幼いイ・バンウォンは、強く民の信頼も厚い父イ・ソンゲを「真の男」として尊敬していた。そして、いつか自分も父親のように強くなりたいと願っていた。

ところがある日、イ・ソンゲは過去の裏切りの秘密を政敵イ・インギョムに知られ、彼に頭を下げてしまう。それを目撃したバンウォンはショックを受けてしまう。

そんななか、バンウォンはひょんなきっかけでチョン・ドジョンと出会う。そして民を守るために人々を鼓舞するチョン・ドジョンに憧れを抱くようになる。

6 年後。バンウォンはドジョンが新たな国家の建設を計画していることを知り、彼の残した暗号から父の統治する辺境の地・咸州(ハムジュ)へ向かう。そこには、貧しさから苦難の道を歩むプニ、武士として名を馳せようと村を出てきたムヒュルの姿もあった。

イ・ソンゲは中央の政治から身を引いていたが、ドジョンはそんな彼に「新しい国をつくりましょう」と告げるのだが……。

構成=韓ドラ時代劇.com編集部

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