青磁を作った陶工たちの生きざまを描いた『千年の夢』【名作劇場】

2020年06月13日 スペシャル #名作劇場
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高麗(コリョ)末期に栄えた高麗青磁の名工と、その弟子たちの姿を描いた人間ドラマ『千年の夢』。

『朱蒙』主演のソン・イルグクが、陶工の息子として生まれながらも商人を目指すテソンに扮し、自分の進んだ道や師匠への復讐心に葛藤しながらも、優れた陶工へと成長していく主人公を好演した。

また、『宮廷女官チャングムの誓い』や『ホジュン~宮廷医官への道~』に出演したイム・ホが、テサンのライバルとなるオプトン役に扮し、感情の揺れが激しい若き陶工を見事に演じている。

女性ながらも息子として、陶工の親方に育てられたヒロインを演じるのはミス・コリア出身のキム・サラン。

さらには韓国ドラマではお馴染みの名優イ・ジョンギルが、青磁の秘法習得に執念を燃やす陶工に扮し、重厚な演技を披露しているのも見どころだ。

ドラマ『千年の夢』(Licensed by KBS Media Ltd. ©2003 KBS Media All rights reserved.)​​​​​​

【あらすじ】青磁の秘法習得に執念を燃やす陶工たちの物語

高麗には独自の秘法で製作された美しい色合いと、優雅な紋様が特徴の高麗青磁が存在した。高麗を侵略していた中国の元は、高麗青磁はもちろんのこと、陶工らも強制的に連行する蛮行を繰り返していた。

13世紀。父のヤン親方(イ・ジョンギル)に女性ながらも男として育てられたポクトン(キム・サラン)は、捨て子のオプトン(イム・ホ)、そしてヤン親方の窯で働くテサン(ソン・イルグク)とは大の仲良しだった。

3人のなかで最も技術があるのはテサンだったが、彼は家業を継ぐのではなく、商人になって家を裕福にしたいという夢があった。

あることがきっかけで、父と大喧嘩をしたテサンは家出し、大物商人の下で働くようになる。数年後、店に持ち込まれた急須がオプトンの作品であると気付いたテサンは村を訪ねるのだが…。

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