高麗の繁栄を築いた光宗の一代記『光宗大王-帝国の朝-』【名作劇場】

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『光宗大王-帝国の朝-』は高麗(コリョ)が三国統一を果たしたあと、始祖・王建(ワン・ゴン)の息子として生まれ、高麗の礎石を築いた高麗第4代王・光宗(クァンジョン)の半生を描いた時代劇だ。

韓国放映時は最高視聴率33.7%と人気を博し、主人公の光宗大王を演じたキム・サンジュンがKBS演技大賞で最優秀演技賞を受賞した。

ドラマの見どころの1つは、王の風格漂うキム・サンジュンの演技力にあるが、高麗の歴史であまり語れなかった部分にスポットが当てられている点もおもしろい。

そもそも、高麗の歴史がドラマなどで語られるとき、王建が主だった。475年もある高麗の歴史の中で王位を継承し、功績を残してきた歴代王に光が当てられてもおかしくはない。第4代・光宗もまた、科挙制度の開始など国家の基盤を築いた名君として評価されている。

ドラマ『光宗大王-帝国の朝-』(2008 KBS. All Rights Reserved)

【あらすじ】王位争いに終止符を打ち、政治を動かした光宗の半生

高麗を建国した王建に続き、第2代王になったヘジョン(ノ・ヨングク)。彼はワンギュ(キム・ムセン)とパク・スリ(チョ・ギョンファン)という父の遺志を受け継いだ2人を頼りに政治を動かすが、豪族勢力の前には何もできない頼りない王だった。

そのころ、ヘジョンの腹違いの弟ワンヨ(チェ・ジェソン、のちの第3代王・定宗)とワンソ(キム・サンジュン、のちの第4代王・光宗)が徐々に勢力を伸ばしていた。

ワンヨは野心家、一方のワンソは皇室の安全と皇帝権の強化を図る権力主義者であった。激しい王位争奪戦の末、ワンヨがワンギュとパク・スリを排除し、ヘジョンも殺害。ついに定宗が権力の座に上るのだが…。

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