俳優キム・ナムギルが、“正義感の強い俳優”というイメージについて率直な心境を明かした。
【写真】韓国が生んだ静かなるカリスマ、『トリガー』が映し出すキム・ナムギルの進化
7月29日、Netflixシリーズ『トリガー』に主演したキム・ナムギルの配信記念合同インタビューが行われた。
『トリガー』は、銃器が厳しく規制された韓国で出所不明の違法銃器が出回り、銃による事件が相次ぐ中、それぞれの理由で銃を手にした2人の男の物語を描くガン・ディザスター・アクションスリラー。7月25日に全10話が一挙配信された。
キム・ナムギルは劇中、かつて軍のスナイパーだった警察官イ・ド役を演じる。再び銃を手に取ることになったイ・ドは、銃の恐ろしさを知る者として、人々の手から銃を取り除こうと奮闘する人物だ。
「大げさに“正義”を語るつもりはないけれど、人として生きる上での“デフォルト値”だと思っている」と話すキム・ナムギル。
「もちろん、僕も臆病になることもあるし、これは関わらないほうがいいかも…と身を引くこともある。基本的には弱者を社会的に代弁しなければならないと感じるが、キャラクターもそういう立場から拡大していく。ありがたいことに正義感のあるキャラクターを演じることが多いけれど、悪役を演じれば全く違う一面を見せられると思う」と笑った。
また、「作品に関わりながら、『僕は死んでもこれが正しいと思う』と貫いたりはしない。それは良い点だ。考えが少しずつ変わる」と、柔軟な思考を明かした。
「イ・ドというキャラクターも逃げようと思えば逃げられた。でも彼は幻滅し、銃を手放すためにここまで来た。銃がなくても守れるはずのこの国で、あまりに心が折れそうになるからこそ、動いたわけだ」と説明しつつ、「もし次に悪役のオファーが来たら、きっと上手く演じられる。臆病さを上手く表現する自信がある」と笑いを誘った。
キム・ナムギルが主演する『トリガー』は、7月25日よりNetflixにて全世界190カ国にて配信中。
■【写真】キム・ナムギル、“誘拐疑惑”浮上したファンミ、次はお弁当も出る予定…!?
前へ
次へ