映画の大ヒットに続き、ドラマ化が進められている『インサイダーズ/内部者たち』がキャスティングを全面的に見直すことになった。
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制作会社ハイブメディアコープの関係者は韓国メディア『OSEN』の取材に対し「ドラマ『インサイダーズ/内部者たち』から俳優ク・ギョファンと、演出を担当予定だったモ・ワンイルPDが降板した。新たな演出陣についてはまだ協議中である」と公式コメントを発表した。
『インサイダーズ/内部者たち』はユン・テホ作家のウェブ漫画を原作とし、2015年に公開された同名映画をシリーズ化した作品である。
映画版は韓国映画史上、成人指定作品として最高の興行記録を打ち立て、第53回大鐘賞で最優秀作品賞・脚本賞・企画賞、第37回青龍映画賞でも最優秀作品賞を受賞するなど、高い完成度で評価された。そのためドラマ版にも大きな期待が寄せられていた。
特に『インサイダーズ/内部者たち』は、『夫婦の世界』『誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる』を手がけたモ・ワンイルPDがメガホンを取り、映画版でペク・ユンシクが演じたイ・ガンヒ役をソン・ガンホが務める予定だった。さらにク・ギョファン、スエ、イ・ソンミンらの出演が次々と決まり、豪華キャストとして話題を集めていた。
しかし、当初はシーズン制で分けて撮影する予定だった『インサイダーズ/内部者たち』が、12話構成を一括で撮影する方式に変更され、撮影時期の遅れから制作スケジュールの再調整が必要となった。
その影響でソン・ガンホがスケジュールの都合により降板。さらに演出のモ・ワンイルPD、そしてク・ギョファンとスエも同様に作品を離れる決断を下した。
とはいえ、制作自体が中断されたわけではない。韓国メディア『OSEN』の単独報道によると、イ・ガンヒ役にはもともと別キャラクターで出演を検討していたイ・ソンミンが新たにオファーを受けており、映画版でイ・ビョンホンが演じた“政治ヤクザ”アン・サング役にはチュ・ジフンが出演を検討中だという。
両者の所属事務所は「出演提案を受けており、現在検討中である」とコメントを出している。
また、イ・ムセン、キム・ジヨン、シン・スンホ、そしてRedVelvetのイェリ(本名キム・イェリム)など、既に出演が報じられていた俳優陣は変動なく出演を協議中とのことだ。
一方、『インサイダーズ/内部者たち』は当初シーズン1・2に分けて制作される予定だったが、最終的に12話完結の単一シーズンとして構成されることが決定している。現在、JTBCでの放送編成が協議されている段階である。
(記事提供=OSEN)
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