日本でも多く公開される韓国映画。特に『私の頭の中の消しゴム』や『狂気的な彼女』は日本公開当時からこれまで、多くの映画ファンを虜にし、近年では『パラサイト 半地下の家族』が爆発的な人気を得て、300万人以上を動員(韓国では1031万人超え)した。
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今回は、“大当たり”と言われている1000万人以上を動員したオススメの韓国映画を3つ紹介する。
『7番房の奇跡』(韓国公開日:2013年1月23日)
出演者(役名):リュ・スンリョン(ヨング)、パク・シネ(大人になったイェスン)、カル・ソウォン(幼少期のイェスン)、オ・ダルス(ヤンホ)、パク・ウォンサン(チュノ)、キム・ジョンテ(マンボム)、チョン・マンシク(ボンシク)、キム・ギチョン(ソじいさん)、チョン・ジニョン(刑務所課長)
知的年齢が6歳程度の父ヨングと、6歳でもしっかり者の一人娘イェスンの家族愛を描いた物語だ。
娘と同じ6歳の少女への誘拐・わいせつ罪、殺人罪で死刑を判決下されるヨング。そして裁判の最終弁論で、無実の罪を認めてしまう。数年後、成長して弁護士となったイェスンが、父ヨングの無罪を証明するために奮闘する。
冤罪、障がいのある親を持つ子、親子愛、友情、様々な要素がぎっしりと詰まった一本で、筆者が一番好きな韓国映画でもある。
前半は笑いであふれ、後半からは涙が止まらない。見るときは必ずハンカチかティッシュのご用意を!
日本ではNetflixにて視聴可能だ。
『10人の泥棒たち』(韓国公開日:2012年7月25日)
出演者(役名):キム・ユンソク(マカオ・パク)、キム・ヘス(ペプシ)、イ・ジョンジェ(ポパイ)、チョン・ジヒョン(イェニコール)サイモン・ヤム(チェン)、キム・ヘスク(ガム)、オ・ダルス(アンドリュー)、キム・スヒョン(ザンパノ)
韓国や香港、マカオを舞台に、それぞれ野望を胸に秘めた男女10人の窃盗団が、世界に一つしかない幻のダイヤモンド「太陽の涙」を強奪に挑む。
泥棒たちであるだけに裏切りはもちろん、アクションシーンもスケールがすごい。さらに、恋愛模様まで描かれているが、ごちゃごちゃしていないし、展開もはやく、見ていて飽きない一本だ。
何より美人女優やイケメン俳優が多く絵が強いのも特徴。『星から来たあなた』カップルの共演も見れて、まさにキャストだけでもお腹いっぱいになれるだろう。 「太陽の涙」を手に入れるのは誰か。推理しながら見るともっと楽しめる。
U-NEXTにて視聴可能だ。
『タクシー運転手 約束は海を越えて』(韓国公開日:2017年8月2日)
出演者(役名):ソン・ガンホ(キム・マンソプ)、トーマス・クレッチマン(ピーター)、ユ・ヘジン(ファン・テスル)、リュ・ジュンヨル(ク・ジェシク)、パク・ヒョックォン(チェ記者)
妻を亡くし、一人娘を育てるソウルのタクシー運転手マンソプ。借金をもあり、家賃は滞納。楽観的なことがとりえだ。そんなマンソプは、「通行禁止時間までに外国人を乗せて光州に行けば大金がもらえる」と噂を耳にする。
そして、ドイツ人記者ピーターに高額の運賃を提示され、光州まで行くことに。
そんな光州では、「光州事件」と呼ばれる韓国史上に残る民主化運動が起きていた。
実話を基にした本作は、かなり残虐なシーンも多い。しかし、このような事件を二度と起こしてはいけないということを改めて思わせてくれる作品だ。
クライマックスのカーチェイスは、タクシーでありながらもかなり迫力満点ため、目が離せなくなるだろう。
U-NEXTにて視聴可能だ。
■【写真】韓国映画で多彩な演技を披露してきた俳優ソン・ガンホ
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