カン・ハンナが韓国tvNドラマ『暴君のシェフ』で視聴者の没入感を最高潮に導いた。彼女は『暴君のシェフ』第9話・第10話で、淑媛(スグォン)カン・モクジュを演じ、より一層激しさを増した演技で物語を掌握した。
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カン・ハンナは美貌の御膳官ヨン・ジヨン(演者イム・ユナ)の存在に嫉妬し、また権力への執着によって物語の均衡を揺るがす人物として活躍を見せた。
カン・モクジュはチェサン大君と手を組み、晋明大君に毒を盛る陰謀を画策。その代償として自由と正室の座を約束され、欲望と打算を巧みに示した。
さらに毒殺事件の背後に自分がいることを察した王イ・ホンの前で証拠を要求し、炎のようにぶつかり合い、緊張感あふれる対立を繰り広げた。
また、彼女に忠実に仕えてきた右腕チュウォルが事件の真相を知ってしまったという理由だけで、自ら簪刀を手に命を奪うという極端な決断に踏み切り、物語の緊張を絶頂へと押し上げた。
カン・ハンナは抑えていた感情を爆発させる瞬間の強弱を自在に操り、キャラクターの緊張感を極大化させた。さらにカン・モクジュの執念、打算、決断を有機的に組み合わせ、立体的な人物像を描き出した。
彼女の解釈は力強い演技へと結実し、場面の空気を圧倒。変化に富む眼差しで視線を釘付けにし、視聴者を深く心理描写へと引き込んだ。
特にチュウォルを手にかける場面では、断固とした態度と、悲しみをたたえつつも決然とした表情で衝撃を倍増させた。
ただ残酷であるだけでなく、人物の内面と執念が生み出した演技であり、単なる悪役にとどまらず、物語全体の均衡を揺るがす軸として存在感を示した。
なお、『暴君のシェフ』は土曜・日曜の夜9時10分に放送され、残すところあと2話となっている。そして、本作はNetflixで視聴することができる。
(記事提供=OSEN)
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