時代劇『トンイ』第31話では、粛宗(演者チ・ジニ)が愛の証としてトンイ(演者ハン・ヒョジュ)に翡翠の指輪を二つ贈る場面が描かれている。
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トンイはその指輪を見つめながら、粛宗の深い想いを感じ取る。ところが、その存在感のある翡翠の指輪は、どこかで見覚えがある。
実はこの指輪は、イ・ビョンフン監督の前作『イ・サン』にも登場している。劇中では、英祖(演者イ・スンジェ)が臨終の際にソンヨン(演者ハン・ジミン)へ「これは生母の淑嬪崔氏から受け継いだものだ。イ・サンのそばで彼を支えてほしい」と言い残し、指輪を託す場面が描かれている。
トンイはやがて粛宗の側室となり、英祖の生母・淑嬪崔氏として歴史に名を刻む。つまり、この翡翠の指輪は粛宗からトンイへ、さらに英祖を経て、イ・サンこと正祖(チョンジョ)と結ばれるソンヨンへと受け継がれる大事な品となる。
二つの翡翠の指輪が二つの作品をつなぎ、物語に深みを与えているのだ。
はたしてこの指輪が象徴する粛宗とトンイの愛はどのように描かれるのか。今後の展開に注目したい。
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