オ・ナラがパク・ヘジュンの元妻役として『初、恋のために』に登場した。『マイ・ディア・ミスター～私のおじさん～』で実らなかった縁が、ついに愛の結実として描かれることになった。
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韓国tvNドラマ『初、恋のために』の第5話では、母という存在への切ない思いが描かれた。
チョン・ムニ（演者キム・ミギョン）が現れたことで、イ・ジアン（演者ヨム・ジョンア）は過去の深い傷を呼び覚まされ、イ・ヒョリ（演者チェ・ユンジ）は気づけなかった母の感情を理解しようとして胸を痛める。
一方、リュ・ボヒョン（演者キム・ミンギュ）が母を思いながら彼女たち母娘を見守るなか、イ・ヨジョン（演者オ・ナラ）が突然彼の前に現れ、新たな展開を予告した。
同放送回の視聴率は首都圏世帯基準で平均4.0％、最高4.6％、全国世帯基準で平均3.5％、最高4.1％を記録し、ケーブル・総合編成チャンネルを含めた同時間帯で1位を獲得した（ニールセンコリア調べ・有料プラットフォーム基準）。
物語は意外な方向へと進んでいく。“謎の来訪者”チョン・ムニは、実はイ・ジアンの母ではなかった。コ・イジャン（演者チョン・ヨンジュ）夫妻は彼女が母娘の家の裏手にある森の豪邸の住人だと明かし、イ・ヒョリもかつて海辺で会ったことがあると語る。
泣いていた自分の背中を優しくさすってくれた人物だったのだ。しかし、母であるかのように振る舞い続ける彼女に、イ・ジアンは「私の母は20年以上前に亡くなりました」と冷たく線を引いた。
その夜、ジアンは必死に封じ込めていた母の記憶に苦しみ、翌日、リュ・ジョンソク（演者パク・ヘジュン）は建築設計の精算書を口実にジアンの元を訪ねた。
だが、話を始めようとした矢先に再びチョン・ムニが現れ、「母さんがしっかり生きろと言ったでしょ。母さんがいなくても1人でやれるようにならなきゃ」とまるで本物の母のように口を挟んだ。
怒りを堪えてその場を離れたジアンだったが、ムニが触れた補助コンロの火が爆発する事故が発生。ついにジアンは堰を切ったように感情を爆発させ、ヒョリの「我慢して」という一言で積もった悲しみが込み上げた。
その後、母に思わず声を荒げてしまったヒョリは、リュ・ボヒョン、ユン・テオ（演者ヤン・ギョンウォン）と共に気分転換のためキャンプ場へと向かう。
彼女は「お母さんがあの人を見る目を見て気づいたんです。母にとって“母”って、あんなに苦しくて痛いものなんだって。その痛みがそのまま伝わってきて、私まで胸が痛くなった」と、母には言えなかった本心を吐露した。
その言葉に耳を傾けたボヒョンは、星が降り注ぐ夜空の下、初めて自分の母の話を口にした。10歳の年、両親の離婚で母はドイツに残り、父と2人で暮らすことになったこと。
会いたくてたまらない時は「うちの母は宇宙人だ。地球の母親たちと違って、母星を守るために自分の星にいるだけなんだ」と自分に言い聞かせ、ただ星を見上げるしかなかったのだと語った。彼はイ・ジアンとイ・ヒョリ母娘の関係がまるで初恋のようだと感じ、嫉妬と羨望を隠せなかった。
しかし、同時に「母親って、そんなに切ない存在なのか？」と理解できない感情に向き合おうとした。そしてふと、先に家へ戻ったユン・テオを思い出した。
陽の当たる人生を歩んできたかのように見えた彼も、実は家族との間に修復不可能な溝を抱え、母から背を向けられていたのだった。そのユン・テオを誰よりも共感し、理解していたのがリュ・ボヒョンであった。
「私たちはこれまで母を憎んでいたのだろうか、それとも恋い慕っていたのだろうか？」という問いを自らに投げかけながら、彼はメッセージを送った。そしてその瞬間、母イ・ヨジョンが目の前に姿を現し、物語は新たな展開への期待を高めた。
一方、この日の放送ではリュ・ボヒョンの言葉を聞いたイ・ヒョリもまた、彼に少し正直になる決心をした。「私の母は、私の2番目のお母さんなの」と語ったのだ。
実の母を交通事故で亡くした後、最も親しい友人だったイ・ジアンが母親になってくれたと明かした。
「だから、私たちはお互いに必死だったの。自然に結ばれた関係じゃないからこそ、切実で、必死だった。誰よりも母と娘でなければならなかったから」という告白は、彼女たち母娘の絆がなぜここまで深く、切ないのかを示すものだった。
そして、言葉を交わさずとも眼差しだけで心を通わせる母娘が、夜空の星明かりのようにきらめく時間を過ごしていたその瞬間、イ・ヒョリが意識を失って倒れてしまう。母娘が奇跡のように取り戻した幸福は果たして守られるのか、注目が集まっている。
韓国tvNドラマ『初、恋のために』第6話は、8月19日の夜8時50分に放送される。なお、この『初、恋のために』は日本でU-NEXTで独占配信されている。
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