韓国tvNドラマ『未知のソウル』(日本ではNetflixで配信中)に登場する人物たちの秘密が、視聴者の好奇心をかき立てている。
『未知のソウル』は、ユ・ミジ(演者パク・ボヨン)とイ・ホス(演者パク・ジニョン)、ユ・ミレ(演者パク・ボヨン)とハン・セジン(演者リュ・ギョンス)のロマンスや家族の物語だけでなく、登場人物たちの過去に隠された真実によって、ますます見応えのある展開を見せている。
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まず、ユ・ミレを窮地に追い込んだパク・サンヨン(演者ナム・ユンホ)が職場に復帰したことで、双子の姉妹に新たな試練が訪れる。
サンヨンについて何も知らないまま、ユ・ミレの代わりに勤務していたユ・ミジは、自分の父にそっくりなサンヨンの姿に衝撃と混乱を覚える。
そこで初めてミジは、「父に似た人が現れたらどう思うか」と自分に尋ねてきたユ・ミレの言葉や彼女にまつわる噂の意味、そしてそのすべてを背負ってきた姉の深い傷の重みを実感し始める。
しかし当のユ・ミレ本人は、サンヨンに関することを一切語ろうとせず、2人の間に何があったのかは未だ明かされていない。
さらにサンヨンは復帰直後から、チェ・テグァン(演者チョン・スンギル)局長やシン・ギョンミン(演者イ・シフン)チーム長と裏で通じ合い、ユ・ミレのみならずユ・ミジまでも陥れようとする陰謀を企て、視聴者の怒りを誘った。
だが、ユ・ミレのそばには世界でただ1人の味方である妹ユ・ミジ、彼女を助けたいという意思を見せるイ・ホス、そして逃避先の楽園で出会ったハン・セジンがいる。ユ・ミレが再び勇気を出し、この戦いに立ち向かうのか、今後の行方に注目が集まっている。
一方、前回の放送では、イ・ホスとヨム・ブノン(演者キム・ソニョン)が血のつながりのない他人だったことが明らかになった。事故で夫を亡くしたブノンは、心に深い傷を抱えながらもホスを手放さずに育ててきた。
一方、ホスはそんなブノンに対して自分が重荷ではないかという負い目を感じながら生きていた。
このような過去があったため、母子のようでありながらも互いに本音をぶつけられず気を遣い合う関係が続き、本当の家族として一歩踏み出す日が待ち望まれている。
さらに、ハン・セジンは、なぜ田舎に移住して農業を始めたのか、その理由をユ・ミレに淡々と打ち明けた。
かつて資産運用会社のCIOだった彼は、多忙のあまり祖父の臨終に立ち会えなかったことを深く後悔し、すべてを投げ打って祖父が遺した農園に戻ったという。
この突飛な決断は奇妙な噂を呼んだが、セジン自身は気にも留めなかった。そしてその言葉は、世間の視線を恐れて身を潜めていたミレの心を揺さぶることにもなった。
セジンの励ましによって勇気づけられたミレは、農場に残るという選択肢まで考えるようになった。しかし、そんな中で現れたユン理事という人物の訪問により、セジンがアメリカへ戻るかもしれないという噂が広がり、その動向に注目が集まっている。
また、イ・チュング(演者イム・チョルス)がロサビル売却案件の工事側弁護士となったことで、長らく封印されていたキム・ロサ(演者ウォン・ミギョン)の秘密が少しずつ明らかになり始めている。
勝つためには手段を選ばないチュングがヒョン・サンウォルという名を持ち出してロサに圧力をかけたのだ。この名前が出た途端、ロサは激しく動揺した。
さらにチュングは、ヒョン・サンウォルがロサの夫を殺害していたことまで突き止め、彼女が語れずにいる壮絶な過去の存在を匂わせた。
キム・ロサに関しては、さらに謎がある。彼女はかつて有名な詩人だったが、現在はまともに文字を読むことも書くこともできない状態にあるのだ。
果たして、そんな彼女がどうやって詩を書いていたのか、この疑問を軸にロサとサンウォルが長年胸に秘めてきた物語が今週の放送で次々と明かされる予定であり、視聴者の期待は高まっている。
韓国tvNドラマ『未知のソウル』は、毎週土・日午後9時20分より放送される。
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