テレビ東京で放送されている『ホジュン~伝説の心医~』は、5月19日の第14話でホ・ジュン(演者キム・ジュヒョク)が名医への一歩を踏み始めた。
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もともと、師匠のユ・ウィテ(演者ペク・ユンシク)が高官のソン大監の妻の治療を命じられた。しかし、ユ・ウィテには他の切迫した治療があったので、彼はホ・ジュンを代理として派遣した。すると、ソン大監はホ・ジュンのことをまったく信用しなかった。罵詈雑言を浴びせてホ・ジュンのことを蔑むばかりだった。
しかし、夫人の様態が急変し、悠長なことは言っていられなくなった。それでホ・ジュンが必要に迫られて治療することになったが、病状は一進一退を続けた。さらに、容態が良くない時にソン大監が激怒して、ホ・ジュンは納屋に閉じ込められることになった。彼としては必要な治療をしたかったのに、それをさせてもらえなかったのだ。
そして、ソン大監は改めてユ・ウィテを連れてこさせようとしたのだが、彼が不在だったので、代わりに息子のユ・ドジ(演者ナムグン・ミン)を連れてきた。とにかく、病状は緊迫していた。
ソン大監の妻は、代わりに診察した医師から「手の施しようがない」と宣言されてしまった。憤慨したソン大監は、納屋に閉じ込められているホ・ジュンを連れて来いと命じた。厳しく処罰するつもりだったが、ホ・ジュンは納屋から逃げ出していなかった。
必死の捜索が行われたが、ついにホ・ジュンは自ら現れて「ぜひ治療させてください」と懇願した。他に方法がなかったソン大監も仕方なくそれを許した。すると、ホ・ジュンの精一杯の治療によって夫人は一命を取りとめた。そればかりか、自らの足で立てるようになった。
こうしてホ・ジュンの治療は大成功に終わった。その現場を見たのがユ・ドジであった。彼は「ホ・ジュンの未熟な治療によって迷惑をかけました」と詫びたばかりなのに、その言葉は見当違いになった。
ソン大監はホ・ジュンの治療に満足しており、ここでもホ・ジュンはユ・ドジよりも能力が高いことを証明した。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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