女優イ・ヨンエが舞台『ヘッダ・ガブラー』(原題)で約32年ぶりに舞台に復帰する思いを語った。
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4月8日、舞台『ヘッダ・ガブラー』の制作発表会が開催され、イ・ヨンエ、ペク・ジウォン、チ・ヒョンジュン、イ・スンジュ、キム・ジョンホら主演キャストと、イ・ヒョンジョンLGアートセンター長、そして演出のチョン・インチョル監督が出席し、作品への思いや裏話を語った。
『ヘッダ・ガブラー』は、LGアートセンターの開館25周年を記念して制作された舞台。
ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』や映画『親切なクムジャさん』『春の日は過ぎゆく』などで知られるイ・ヨンエの出演に注目が集まっている。彼女が舞台に立つのは、1993年の『チャジャンミョン』以来、実に32年ぶりとなる。
イ・ヨンエが初めて出演した舞台『チャジャンミョン』は、芸術の殿堂・自由小劇場の開館記念作品で、「5.18民主化運動」を題材にしていた。
当時について、イ・ヨンエは「亡くなった少女の天使役を演じました」と語り、「演出のキム・サンスさんとのご縁で参加した。ポスターを配るように言われて配ったり、当時は何でも言われるままにやっていた」と懐かしそうに笑った。
さらに彼女は、「その時に体験した観客とのやり取りが今でも記憶に残っていて、『ヘッダ・ガブラー』にまでつながっているように感じる」と話した。
また「結婚・出産・育児を経て、親としての経験が以前と比べて感情に違いをもたらしたと思う。そういった経験が役者として大きな栄養分になることもあると感じた」と述べ、「これ以上遅くなったら、またこんな良い作品に出会えるかどうかわからない、と思い今回の舞台復帰を決めた」と語った。
加えてイ・ヨンエは、「役者としても同じ気持ちだが、作品が終わるたびに『もっと上手くできたかもしれない』という物足りなさが残る。時間と労力をかけて、良い舞台を作りたいという渇望がある。共演者と共に良い話をしながら取り組む作業は、演技以上に私に大きな力を与えてくれている」と力強く語った。
さらに、「本当にやりがいを感じる。自分でも『私にこんな面があったのか』と思うほど、キャラクターを研究しながらさまざまな論文や作品を共有する過程がとても面白かった。そうしていくうちに、ヘッダという人物の色や奥行きが広がり深まり、自分自身の新たな一面を発見していく過程もまた魅力だと感じている」と、作品に向けた熱意をのぞかせた。
舞台『ヘッダ・ガブラー』は、5月7日から6月8日までLGアートセンター・ソウルにて上演される。
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