現在「Lemino」で配信されている『わたしの完璧な秘書』で、ハン・ジミンがヘッドハンティング会社「ピープルズ」のCEOカン・ジユンを演じている。彼女は業界で注目される女性経営者だ。起業してから一気に「ピープルズ」を成長させた敏腕な女性なのだ。
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ただし、どこまでもクールだ。愛想笑いを浮かべることもなく、社交的な面も見せていない。むしろ、性格的には気難しくて、日常生活でも自分をうまく管理できていない。そういう意味では、仕事とプライベートで完全にタイプが違うような女性だ。
このカン・ジユンと似たような性格だった女性というと、ハン・ジミンがドラマ『私たちのブルース』(2022年)で扮したイ・ヨンオクが思い浮かぶ。彼女も、ちょっと変わったところがある女性だった。
済州島(チェジュド)で海女をしていたのだが、新人なのに他の人とあまり協調しないで、個人行動が多いスタイルだった。なぜそうかというと,とにかく稼ぐためだった。世話が必要な家族がいるからやむを得なかったのだが、それでも周囲から反感を買っていた。
実際、仕事にまっすぐ向き合うところは、『わたしの完璧な秘書』のカン・ジユンと『私たちのブルース』のイ・ヨンオクはよく似ていた。
このように、2つのドラマでクールな役に徹していたハン・ジミンだが、その一方で、心温まる役を演じている場合も多かった。たとえば、『宮廷女官チャングムの誓い』で主人公チャングム(イ・ヨンエ)の友人となっていた医女シンビを演じたときがそうだった。
また、イ・ソジン主演の『イサン』でヒロインのソン・ソンヨンに扮したときも同じであった。特に、ソン・ソンヨンは理想的なほどに性格が優しくて、まさに聖女と呼べる人だった。
クールで理知的な女性を演じるハン・ジミン。
聖女のような温かい女性に扮するハン・ジミン。
どちらの場合でも、ハン・ジミンは多様な演技力を存分に披露していた。それゆえ、彼女はいつも主役のオファーが絶えないのである。
文=大地 康
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