恋愛なしでもこんなに面白い!『トラウマコード』大ヒットの理由

2025年02月03日 話題 #Netflix #OSEN
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「メロドラマ天国」とされたKドラマはもはや過去の話だ。恋愛要素を大胆に排除し、外傷外科医たちの日常を緊迫感あふれる描写で描いた『トラウマコード』が、国内外の視聴者の心を掴み、Kドラマの概念を再定義している。

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『トラウマコード』は、戦場を駆け巡った天才外科医ペク・ガンヒョク(演者チュ・ジフン)が、有名無実となっていた重症外傷チームを再生させるために赴任し、繰り広げる痛快な物語を描いた作品で、人気ウェブ小説およびウェブ漫画を原作にドラマとして脚色された。

公開前から懸念と関心を集めたのは、「医療ドラマ」というジャンルの特性だった。これまで医療ドラマは放送界で「興行不敗」とされてきたが、昨年から医大定員増加に反対する医師・医学生たちの「2024年医療政策推進反対集団行動」による「集団ストライキ」の長期化によって状況は一変した。

(写真=Netflix)
(写真=Netflix)

専攻医(レジデント)の集団辞職による医療空白が長期化する中、医療従事者への大衆の反発が高まり、医学界への否定的な世論が形成され、それが医療ドラマへの拒否感につながったのだ。

現在も専攻医のストライキの影響が続く中で公開された『トラウマコード』は、従来のK医療ドラマとは異なるアプローチを見せ、高い評価を得るようになった。

まず、チュ・ジフンが演じるペク・ガンヒョクは、韓国の重症外傷治療の厳しい現実を告発し話題となったイ・グクジョン教授をモチーフにしたキャラクターである。

「患者を救う」という目的に忠実な人物として描かれ、劇中でペク・ガンヒョクは医療界の不条理に果敢に立ち向かう姿を見せる。病院内で繰り広げられる医療事件や対立をリアルに描写し、綿密な考証によって医療ドラマのリアリティも確保している。

疾走感あふれる展開で視聴者を引き込みつつ、キャラクター同士の関係性とストーリーの積み上げによって各登場人物の魅力を際立たせた『トラウマコード』。特に注目すべきは、Kドラマには欠かせないとされてきた「ロマンス」が存在しない点だ。

患者の生死がかかる緊迫した状況に、医師同士の「無理やりな恋愛要素」を入れなかったことで、視聴者に爽快感を与えた。一方で、ペク・ガンヒョクの弟子となる外科フェローのヤン・ジェウォン(演者チュ・ヨンウ)との「師弟ブロマンス」を取り入れ、物語の厚みを増した。

原作のウェブ小説では、ヤン・ジェウォンがウェブ漫画版でソ・ハナとして登場するペク・ジャンミを片思いする関係性が描かれていたが、脚色の過程でこの要素を大胆に省略し、キャラクター間の関係性をより明確に強調した。

(写真=Netflix)

このように無駄を削ぎ落とし、洗練された医療ドラマとして仕上がった『トラウマコード』は、数値的にもその話題性を証明している。

1月2日、世界のOTTランキング集計サイト「FlixPatrol」によると、1日までにNetflixオリジナルシリーズ『トラウマコード』がグローバルTVショーTOP10で3位にランクインした。

1月29日には『イカゲーム』シーズン2を抑えて2位に浮上し、1月31日には1ランク下がったものの、依然として上位を維持している。

連日、最上位圏をキープしている『トラウマコード』は、韓国のみならず、バングラデシュ、ボリビア、チリ、香港、インドネシア、マレーシア、ニカラグア、パラグアイ、ペルー、フィリピン、カタール、シンガポール、ベネズエラ、台湾など、アジア地域だけでなく南米を含む14カ国で1位を獲得し、注目を集めている。

(記事提供=OSEN)

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