tvNとTVINGのオリジナルドラマ『元敬』(原題)が初回放送から熱い話題を集めている。これは、俳優たちの名演技と衝撃的なストーリー展開のおかげだが、一方で「露出だけが目立つ“第2の于氏王妃”になるのではないか」との懸念も聞かれる。
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6日に初回が放送された『元敬』は、夫の太宗・李芳遠(イ・ヒョヌク)と共に権力を手にした元敬王后(チャ・ジュヨン)を中心に、王と王妃、夫と妻、その間に隠された熱い物語を描いている。
激動の時代を乗り越え、ついに夫婦となった元敬と芳遠の秘められた叙事詩と関係性を大胆に取り扱っている。
第1話から衝撃的だった。李芳遠と元敬が宮女たちが守る中で遠慮なく愛を交わし、濃厚なベッドシーンは約2分間続いた。成熟した雰囲気と胸の露出は、19禁(成人向け)のレッテルのもとでそのまま家庭に届けられた。
前作『仮釈放審査官イ・ハンシン』とは全く異なる月火ドラマの登場に視聴者たちは驚いた。そのおかげで話題性と視聴率は熱を帯びている。
初回の視聴率は首都圏の世帯平均で5.1%、最高で5.9%を記録し、tvNの月火ドラマでは昨年1月に放送された『私の夫と結婚して』以来、初回視聴率が5%を突破した作品となった。
また、初回放送前に第1話と第2話を先行公開したTVINGでも、『元敬』は公開当日に有料加入者増加数で1位を記録した。
久しぶりに話題の中心に立ったtvNの月火ドラマである。しかし、一部のファンは『元敬』が『于氏王后』(原題)のように「露出だけが目立って終わってしまうのではないか」と懸念している。
昨年9月に放送された『于氏王后』は、突然の王(チ・チャンウク)の死によって王位を狙う王子たちや権力を掌握しようとする5つの部族の標的となった于氏王妃(チョン・ジョンソ)が、24時間以内に新たな王を立てるために奮闘する追撃アクション時代劇であった。制作費300億ウォンが投入された期待作だった。
しかし、衝撃的な露出シーンのために作品性が損なわれた。毎回、過激なベッドシーンや露出シーンが登場し、端役や助演キャラクターまで露出の程度が次第にエスカレートしていった。
このため、キャラクターが衝撃的な視覚効果のために消耗的に利用されているという批判を免れなかった。
理解しがたい露出シーンや過度に扇情的な場面については、表現力の限界に対する指摘も上がった。同性間の情事シーンがあったり、妻と愛を交わしている最中に残酷に殺害されたコ・バルギ(イ・スヒョク)のキャラクターは疑念を引き起こした。
突如として登場する扇情的な場面のせいで、『于氏王后』は賛否両論を浴びつつ終了した。
ただし、『元敬』の制作陣は「初回放送では元敬と芳遠の亀裂の序幕を知らせたが、7日から本格的に愛憎の叙事詩が展開される。もはや抑えられない感情の渦が巻き起こる。
互いを牽制しつつ、同時に必要とする元敬と芳遠が夫婦として、そして朝鮮の王と王妃としてどのような選択をするのか見守ってほしい」とコメントした。
(記事提供=OSEN)
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