12月23日から韓国ENAでスタートした『ナミブ―砂漠と海の夢―』(U-NEXTで配信中)で、コ・ヒョンジョンはパンドラエンタテインメントの代表理事カン・スヒョンを演じていた。
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しかし、彼女は所属グループへのパワハラで突然解雇されてしまった。自分の反対派が仕組んだ罠にはまった形になったが、まさに奈落の底に落ちた心境だった。
「このままではいられない」と思った彼女は、同じく解雇された長期練習生ユ・ジヌ(リョウン)と一緒に再起をはかっていく決意を固める。
この展開を見ていて、コ・ヒョンジョン自身の「転落」のことを思い出した。『ナミブ―砂漠と海の夢―』のカン・スヒョンの境遇が、実生活のコ・ヒョンジョンの「あの時」を思い起こさせたのである。
コ・ヒョンジョンの「あの時」とはいつなのか。
彼女は、キム・ジョンハク監督が演出した『砂時計』(1995年)で爆発的な人気を得た。このドラマは当時の韓国で空前の大ヒットを記録した傑作であり、コ・ヒョンジョンは女優としてのステータスを得た。
ところが、彼女はすぐに結婚して芸能界を引退した。相手は新世界グループの財閥3世。「究極の玉の輿」と言われ、電撃結婚は韓国中を驚かせた。
以来、2人の子供を育てて順風満帆のセレブ生活を謳歌していると思われたコ・ヒョンジョンだったが、2003年11月に突如として離婚してしまった。しかも、子供の親権を奪われてしまう形になった。それが、コ・ヒョンジョンの「あの時」だ。
母親としてどれほど辛いことだったか。想像に難くない。愛する子供を奪われた母親が、果たして何をすべきなのか。コ・ヒョンジョンが2005年にドラマ『春の日』で芸能界に復帰したのも、生きるための精一杯の手段だった。
それから数々の話題作に出演し、2009年の『善徳女王』では、妖女ミシルを演じて大女優の仲間入りを果たした。
今回は『ナミブ―砂漠と海の夢―』で「再起をはかる敏腕プロデューサー」を演じるコ・ヒョンジョン。実生活での経験も役作りに生かせることだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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