キム・ナムギルが主演している『熱血司祭2』。彼が演じているのは神父でありながら最強の格闘家でもあるキム・ヘイルだ。今回は釜山(プサン)の麻薬組織を撲滅するために神学校の教師となって活躍している。そんな彼の最大の敵になっているのが、ソンジュンが演じているキム・ホンシクだ。
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この男はラオスからやってきた悪魔だ。残忍な手口で自分の周囲を従わせている。とにかく、血も涙もない最悪の男なのだが、表の顔はちょっと違う。釜山の教会で礼拝に参加し、高齢者に対しても十分な福祉を実践している。
こんな風に敬虔なクリスチャンを装っているのだが、裏に回れば港に停めた船の中で悪質な麻薬作りに励んでいる。
こんな男を生かしておけば、釜山が本当に麻薬まみれになってしまう。それだけにキム・ヘイルの役割が本当に重要なのだ。
そして、『熱血司祭2』の第8話ではキム・ヘイルとキム・ホンシクの直接対決があった。雨が降る中、聖堂の前庭で2人は激しく拳を交わした。それは本当に緊迫した格闘場面であり、大接戦が続いた。
普段は何人でも倒してしまうキム・ヘイルなのだが、キム・ホンシクがあまりにも強敵すぎた。しかも、キム・ヘイル自身の体調も良くなかった。それゆえ、彼は危うく潰される大ピンチを迎えてしまった。
かろうじて救われたキム・ヘイルなのだが、キム・ホンシクを倒さないことには、麻薬組織を撲滅できない。しかも、キム・ホンシクはさらに甚大な被害をもたらす暴挙を計画している。それを防ぐためにキム・ヘイルが自分の命を懸けて戦いを挑んでいく。
それにしても、キム・ホンシクを演じているソンジュンの両面性がある演技に感心してしまう。裏の顔では本当に恐ろしい形相をしているが、表の顔では柔らかい雰囲気で人に接している。
そういう硬軟を備えた役をソンジュンが的確に表現している。もちろん、キム・ヘイルに扮したキム・ナムギルの奔放な演技も最高レベルだ。
いよいよ終盤を迎えてくる『熱血司祭2』。最後の対決に向けてどんな展開になっていくのだろうか。
文=大地 康
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