チェ・ジウの黒歴史なのか。20代の頃にお笑いタレントに真似された癖が意外だった!

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現在も韓国女優の中で抜群の人気を誇っているチェ・ジウ。振り返ってみると、2003年に日本で『冬のソナタ』が人気になってから彼女の記者会見に何度も出ていたが、会見場にチェ・ジウが現れた時に、大勢の記者の間からよくため息がもれた。

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実際に彼女に会って、そのスタイルの良さに魅了された人が多かったのだ。いわば、「羨ましいため息」だったのである。

173センチの長身に小さな顔。しかも、誰もが知る美貌を持っているチェ・ジウ。まさに「オーラ」が漂っているという風に感じる人が多いのも当然だろう。チェ・ジウの場合は、天も二物を簡単に与えてしまったようだ。

1975年に生まれた彼女が芸能界にデビューしたのは1994年だった。しかし、女優として活躍が目立ってきても、チェ・ジウは発音の癖を気にするところがあった。当時のチェ・ジウは「舌たらずの女優」と言われていたのだ。

実際、彼女は韓国語の「チャン」の発音を「タン」と言ってしまう傾向があった。一時期はお笑いタレントがとても面白がって、チェ・ジウの舌たらずの発音をよく真似て笑いをとっていた。それだけに、チェ・ジウの場合は、なおさら自分の発音の癖について悩むことが増えてしまった。

チェ・ジウ
今も抜群の人気を誇るチェ・ジウ(写真提供=OSEN)

「涙の女王」の称号を授かった女優

しかし、チェ・ジウも落ち込んでいるばかりではなかった。ぜひとも発音を強制しようとボイストレーニングに熱心に取り組み、その後は発音もしっかりと矯正されている。

とはいえ、たとえ舌たらずであってもチェ・ジウの評価が下がったわけではない。なにしろ、彼女は何も言わなくても強烈な存在感を持っていた女優だからだ。

特に称賛されたのが、まばたきをせずに大粒の涙を流すシーンのときだった。これは簡単にできることではない。チェ・ジウの場合は、よほど感情移入が巧みなのだろう。

本当に悲しいシーンでは、自然な形で涙を流すことができた。それによってチェ・ジウは「涙の女王」という称号を授かったのであった。それは、最高の褒め言葉だった。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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