ワールドツアーを積極的に行って世界各国で人気を博しているIU。多彩な才能を持つ彼女は、特定のジャンルに専念しなければならないと考えたりはしていない。
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信じてくれる人がいることが心強いと思っているだけなのだ。例えば、IUにシノプシスを送ってくれたり、「君ならできる」と信じてくれる人たちのおかげで、彼女はこれまで歌手と俳優を両立することが可能になっている。
「応援してくれる人たちを失望させないようにしよう」
そう思っているIUに大きな影響を与えているのは、これまでドラマで演じたキャラクターだった。それによって多角的に物事を見ることができるし、自分と性格が違う役を演じることで多様な感情を経験することができたのである。それがまた、ステージの上での表現にも役立っているという。
IUが特に気に入っていたのがドラマ『キレイな男』だった。主人公はチャン・グンソクが演じたトッコ・マテだが、このマテを10年間片思いするひたむきな女性がIUの扮したキム・ボトンだ。とても魅力的なキャラクターだったので、IUは絶対に演じたいと思っていた。
原作は漫画なのだが、読んでみたら面白くて時間が過ぎるのを忘れてしまうほどだった。それでさらにやってみたいと強くIUは感じたのだ。
このドラマにはたくさんの見どころがあるが、ドラマが進むにつれて変化するマテのヘアスタイルや、女性と付き合うたびに変わる服のスタイルなども興味深かった。
髪が短い時のマテはタフで男性的であり、髪が長い時はソフトで情に厚かった。そんな風にマテが変化する過程を注目していると、このドラマが本当に面白く感じられた。
実際、IUが演じたボトンは普通の女の子なのだが、マテの前では目の輝きが変わり、マテのためなら何でもできるという気持ちになる。道端で靴下を売ったり、それを取り締まろうとする人と喧嘩したり……。
そんな行動力を好ましく感じながらIUは演じていた。それだけに、『キレイな男』はIUにとって忘れられないドラマになっている。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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