スターをたくさん生んだドラマとしてレジェンド級になっている『相続者たち』(2013年制作)。イ・ミンホ、パク・シネ、キム・ウビン、パク・ヒョンシク、カン・ハヌルなどが出演していた。このドラマについて主演のイ・ミンホが2014年3月にインタビューでたっぷり語っているので振り返ってみよう。
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――『相続者たち』はどんなドラマですか。
「10代の愛と友情と青春を描いたトレンディドラマです。清く純粋な愛が描かれるので愛についてもう一度考えさせてくれると思います。しかも、心がドキドキする作品ですね。僕が演じるキム・タンは富裕層で大企業の相続者ですが、庶子という苦しみを背負い、さみしさと孤独を抱えている高校生です」
――ドラマの一番の注目ポイントはどこですか。
「人は、歳月が過ぎれば過ぎるほどいろんなことを考えてしまいますよね。人間が本来持っている純粋な感情を忘れがちだと思います。このドラマを見れば、若い人たちの感情というものをたくさん感じることができます。また、感情の交流や心の触れ合いといったところをポイントにご覧いただければ、より楽しめると思います」
――印象に残っているセリフはありますか。
「記憶に残っているのは、『それにも関わらず直進』『それでも前に進む』という前向きなセリフです」
――好きなシーンはありますか。
「僕は婚外子という役柄で、心に痛い秘密を抱えている主人公が自分の口からそれを明かすというシーンがあります。そのシーンを撮ったときは、1日中手に汗を握って、とても緊張していました。気持ちを集中させて撮ったシーンなので、記憶に残っています」
――撮影現場での楽しかったエピソードを教えてください。
「個性的なセリフばかりだったので、共演者たちとセリフを使ってふざけあっていました。たとえば、『僕は君を愛しているの?』というセリフを女性の出演者に言ったりすることが多かったですね。それで、パク・シネさんがちょっと困ってしまったということもありました。女の子にジョークを言うことが好きな20代の男子の集まりみたいな感じでしたね」
このように、フレンドリーな雰囲気の中で『相続者たち』が撮影されていた。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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