『宮廷女官チャングムの誓い』は韓国ドラマ史上で「最高傑作の一つ」と言われているが、評価が高い理由になっているのが「セリフの素晴らしさ」である。本当に名言が多いドラマなのだ。その中でも、主人公のチャングム(イ・ヨンエ)以外の登場人物が語った印象的なセリフをピックアップしてみよう。
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●「チャングム、悲しがってはいけないよ。泣いてもいけないし、簡単にあきらめてもいけない。お父様はお前の行く道にきっといつもいらっしゃるわよ。私もお前の行くところにはどこにでもいるからね」(第2話)
これはチャングムの母親ミョンイ(キム・ヘソン)が亡くなる前に残した言葉だ。幼いチャングムのことを本当に心配している母親が娘を勇気づけようとして語った名言である。
●「たとえ水でも器に盛られた瞬間から料理になる」(第4話)
ハン尚宮(ヤン・ミギョン)が女官の見習いの試験に合格したチャングムを指導するときに語った言葉だ。ハン尚宮は師匠としてチャングムに厳しく接したとき、「水を持ってきなさい」と命じた。
しかし、チャングムが何度水を持ってきてもやり直しをさせられた。ハン尚宮は、食べる人の体調を考えて料理を出すという大事なことをチャングムに教えようとしたのである。
●「人が身分を問うのであって、書物は身分を問いません」(第8話)
チャングムが書庫の本を見ていたときにミン・ジョンホ(チ・ジニ)が語ったセリフである。彼は本当に人格者であり、チャングムにとっても素晴らしい人だった。
●「お前はがむしゃらに先を急ぎすぎだよ。疲れたら途中で腰を下ろしたり、休みをとったりしないと、最後までたどりつけないよ」(第9話)
正式に女官となったチャングムが里帰りを許されたときにカン・ドックの妻(クム・ボラ)が語った言葉だ。この女性は性格が極端だが、実は情のある人だった。このセリフは本当にチャングムのことを心配して語った優しい発言であった。
●「広い心で慈しみなさい。やり方を押し付けず、下の者の意見にも耳を貸しなさい。お前ならできるはずだ」(第21話)
チョン最高尚宮(ヨ・ウンゲ)がハン尚宮に対して語った言葉だ。チョン最高尚宮は人生の経験が豊富で、そこから出る発言には深みがあった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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