Netflixで配信中の『となりのMr.パーフェクト』は常にランキング上位の人気を集めている。このドラマは、チョン・ヘインが扮するチェ・スンヒョとチョン・ソミンが演じるペ・ソンニュという幼なじみの2人が、30代になっても「おとなり同士」として親戚以上の付き合いを続ける様子を描いている。
【写真】“36歳”チョン・ヘインの若々しいビジュアルに「信じられない」
特に目立つのが、2人の高校生時代の回想シーンが何度も登場することだ。象徴的な場面になっていたのが、スンヒョが水泳大会で頑張る姿だった。
ソンニュが観客席で強烈に応援している中で、スンヒョは抜群の泳ぎを披露して優勝し、オリンピック選手にも選ばれた。その後に交通事故で選手生命を断たれてしまうが、落ち込むスンヒョをソンニュが励ます場面が印象的だった。
こうしたチョン・ヘインの高校生役を見ていて、違和感がまったくゼロで感心した。チョン・ヘインは今年36歳。彼が実際に高校生だったのは20年近く前のことだろう。
それでも、『となりのMr.パーフェクト』で見せるチョン・ヘインの高校生役は最高にハマっている。それだけチョン・ヘインが未だ若々しいことの証明なのだが……。
30代俳優の高校生役といえば、2022年に大ヒットした『二十五、二十一』のキム・テリも素晴らしかった。彼女はフェンシングに打ち込む女子高校生ナ・ヒドを演じていたが、当時32歳でありながら完全な形で高校生に成りきっていた。
「どうすれば30代女優が高校生に変身できるのか」
それほど称賛する声が多かった。
韓国ドラマでは主演俳優が高校生時代の回想シーンを演じることがよくあるが、正直言って違和感が甚だしい場合も多い。それは仕方のないことなのだが、チョン・ヘインとキム・テリに関しては、まるで時間が遡ったような感覚になるほど自然だ。
とはいえ、32歳のキム・テリより36歳のチョン・ヘインのほうが、高校生役を完璧にこなした驚きが大きかった。そういう意味で、違和感ゼロのナンバーワンはチョン・ヘインかもしれない。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
■【写真】チョン・ヘイン、ドラマ制作スタッフ200人に焼肉を奢っていた!
前へ
次へ