ミステリー時代劇『青春ウォルダム 呪われた王宮』で、パク・ヒョンシクが演じる世子イ・ファンの幼なじみとして登場するのが、ユン・ジョンソクが扮するハン・ソンオンである。
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彼は兵士長という重職に就いており、名門出身で性格もいい。それゆえ、高官の娘であったミン・ジェイ(チョン・ソニ)と婚約することもできたのである。
しかし、結婚式の前日に、ミン・ジェイの両親と兄が毒殺されてしまい、彼女は犯人と疑われて逃亡した。その末に、ミン・ジェイはイ・ファンの協力を得て、東宮の内官コ・スンドルとして別のキャラクターに生まれ変わった。
迂闊(うかつ)にも、ハン・ソンオンはミン・ジェイの無実を信じながら、彼女がコ・スンドルになりすましていることに気が付かなかった。
一方、イ・ファンはミン・ジェイに対して、毒殺事件の容疑が晴れたらハン・ソンオンと結婚するように促した。しかし、彼女はその申し出を断った。そして、都で子供たちに文字を教えながら暮らしたいと希望を述べた。
この時点で、イ・ファンとミン・ジェイはお互いを恋慕している。しかし、それは「許されない愛」だ。イ・ファンは世子として「将来の王妃」にふさわしい女性と結婚しなければならないし、ミン・ジェイもハン・ソンオンと婚約している身分なのである。お互いに、恋慕の感情を貫き通すわけにはいかない。
そういう渦中で取り残されたのがハン・ソンオンだ。彼は王妃(ホン・スヒョン)から、「コ・スンドルはミン・ジェイだ」という文書を見せられて動揺した。初めて真実を知った彼は、直接ミン・ジェイに真意を問いただした。すると、衝撃的な告白をされた……彼女はもはや結婚する気持ちがまったくない、ということだった。
ミン・ジェイの心の中にイ・ファンへの恋慕があることを感じ取ったハン・ソンオン。誠実な彼は自分だけが疎外されたという苦悩に迷い込んだ。本当に高潔な人物だけに、婚約の破談は痛恨の極みだろう。彼が救われる道はあるのだろうか。
【『青春ウォルダム 呪われた王宮』ドラマ概要】
〔放送日時〕
●NHK BSP4K 毎週日曜午後9時00分
●NHK BS 毎週金曜午前0時25分[木曜深夜]
〔役名/出演者〕
イ・ファン/パク・ヒョンシク
ミン・ジェイ(コ・スンドル) /チョン・ソニ
チャン・ガラム/ピョ・イェジン
ハン・ソンオン/ユン・ジョンソク
キム・ミョンジン/イ・テソン
テガン/ホ・ウォンソ
チョ・ウォンボ/チョン・ウンイン
王妃/ホン・スヒョン
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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