テレビ東京の韓流プレミアでは大河ドラマ『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』の放送が終了し、5月22日から『太陽を抱く月』がオンエアされる。もともと韓国MBCで2012年に放送されたドラマなのだが、今や『涙の女王』で大人気を博したキム・スヒョンの主演作なので、今度の放送も本当に興味深い。
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この『太陽を抱く月』は韓国で40%以上の視聴率を獲得して「オバケ級の大ヒット作」と称されたが、その要因の一つとなっていたのが序盤でドラマを牽引した2人の子役だった。それが、ヨ・ジングとキム・ユジョンであった。
この2人は今や韓国ドラマ界でもトップ級の主演俳優だ。20代中盤になっているが、もはやベテラン俳優なみのキャリアを誇り、その演技力が絶賛されている。そんなトップ俳優が12年前に子役として共演して成果を出していた。
ヨ・ジングは世子フォンを演じて後にキム・スヒョンに引き継ぎ、キム・ユジョンはフォンの婚約者であったヨヌに扮して後のハン・ガインにバトンタッチしている。
放送当時、ヨ・ジングとキム・ユジョンは「史上最高の子役コンピ」と称されて『太陽を抱く月』の序盤を大いに盛り上げた。それは、後を引き継ぐキム・スヒョンとハン・ガインに大きなプレッシャーを与えるほどだった。
その頃を振り返ってキム・ユジョンはこう語っている。
「私が子供のときに出演したドラマでは『太陽を抱く月』が特に好きでした。シナリオを読んでも、夢中になるくらい面白かったです。私の出演分が終わったのに、成人後のシナリオまですべて読みました(笑) 」
「もちろん、恋がなんなのかまだよくわからないから、どうすればうまく演技できるのか、いろいろ考えました。それが良かったです。忘れられない作品ですね」
このようにキム・ユジョンが懐かしく思い出していた『太陽を抱く月』。子役も含めて出演俳優の顔ぶれがまさに「超絶」。それだけに、今回のテレビ東京の放送も大いに注目を集めるだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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