ドラマを見て、笑ってもいいし、泣いてもいい。普段は感情が緊張している人も、せっかくのゴールデンウィークだから、思う存分に好きなことをすればいい。それならば、やっぱり韓国ドラマ。長い休みを利用して集中的に視聴するなら、ぜひ「泣けるドラマ」を推薦したい。心地よく泣けるというのは、精神の浄化に最適なのだ。
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●涙腺崩壊ドラマ1『カーテンコール』(2022年/全16話)
出演者(役名)/カン・ハヌル(ユ・ジェホン)、ハ・ジウォン(パク・セヨン)、コ・ドゥシム(チャ・グムスン)、クォン・サンウ(ペ・ドンジェ)
〔ここで涙腺が崩れる〕チャ・グムスンは朝鮮戦争の混乱の中で夫と我が子と離れ離れになり、韓国に逃げてきた。たった1人で悲しみを乗り越えて必死に働き、ついに巨大ホテルグループ「楽園」を作り上げた。そんな彼女が北朝鮮にいた孫に会えるかも……という夢のような話が持ち込まれてきてドラマが大きく動いていく。
孫になりすました偽者を演じるカン・ハヌルが最高の演技を見せてくれた。そして、戦争によって家族を引き裂かれた無念さがドラマ全体を覆っており、悲しい運命の数々を見ていると本気で泣ける。
●涙腺崩壊ドラマ2『王になった男』(2019年/全16話)
出演者(役名)/ヨ・ジング(ハソン/イ・ホン)、イ・セヨン(ユ・ソウン)、キム・サンギョン(イ・ギュ)
〔ここで涙腺が崩れる〕若きヨ・ジングが天才的な俳優であることを立派に証明した時代劇。彼が1人2役に扮して、国王と道化師を巧みに演じ分けていた。その際に道化師が国王になって庶民のための政治に尽力する姿が本当に泣かされる。
また、悲しい運命を持った王妃に扮したイ・セヨンの哀愁を帯びた演技にも涙腺を刺激された。そして、史実を大胆に脚色したドラマのスケールにも驚かされた。
●涙腺崩壊ドラマ3『二十五、二十一』(2022年/全16話)
出演者(役名)/キム・テリ(ナ・ヒド)、ナム・ジュヒョク(ペク・イジン)、キム・ジヨン/ボナ(コ・ユリム)、イ・ジュミョン(チ・スンワン)、チェ・ヒョヌク(ムン・ジウン)
〔ここで涙腺が崩れる〕若者たちの輝かしい時期を群像劇として描いた青春ドラマの傑作。1998年の経済危機と2001年の「9・11」事件が象徴的に描かれ、その中で主人公のナ・ヒドとペク・イジンの恋愛感情が大きく影響されていた。
まさに、時代に翻弄されながら究極の愛を必死に守ろうとした2人の情熱的な感情に泣かされた。しかも、後半に入るほど「愛の危機」が連続的に描かれていて心を大きく動かされた。
●涙腺崩壊ドラマ4『私たちのブルース』(2022年/全20話)
出演者(役名)/イ・ビョンホン(イ・ドンソク)、シン・ミナ(ミン・ソナ)、イ・ジョンウン(チョン・ウニ)、ハン・ジミン(イ・ヨンオク)
〔ここで涙腺が崩れる〕全編を通して「ずっと思う存分に泣いてください」と呼びかけられているかのようなドラマだった。内容は、済州島(チェジュド)を舞台にしてメインの登場人物がめまぐるしく入れ替わるオムニバス形式。それぞれの登場人物が社会と人生の荒波にのまれながら必死に生きていく姿が描いている。
その中でメインのストーリーになっているのが家族愛。特に、イ・ビョンホンとキム・ヘジャという名優が演じた親子の情愛ストーリーには、見ている間にずっと涙腺を刺激された。
●涙腺崩壊ドラマ5『赤い袖先』(2021~2022年/全17話)
出演者(役名)/イ・ジュノ(イ・サン)、イ・セヨン(ソン・ドギム)、イ・ドクファ(英祖)
〔ここで涙腺が崩れる〕「時代劇の最高峰」と称賛できるほどの傑作だ。世子から国王になるイ・サンと彼を支える宮女ソン・ドギムの切ない恋物語を美しい映像で描いていた。
特に、強い意志でイ・サンを支えながら自立した女性の立場を守り通したソン・ドギムの生き方に感銘を受けた。また、イ・ジュノとイ・セヨンの演技も本当に良かった。2人が作り出す世界観は、抒情的な物語を極限まで高めていた。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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