大きな期待と関心を集める中、ついに完結した韓国ドラマ『涙の女王』。tvNで放映された韓国では毎回のように好視聴率をマークし、日本でもNetflixで配信され大人気。大きな関心を集めた。
その期待に応えるようなハッピーエンドで終わり胸を温め熱くした視聴者たちは多いが、その一方で毎週のように楽しみにしていたドラマが終わってしまい、どこか寂しく胸にポッカリと穴が開いてしまったような『涙の女王』ロスを患わってしまったファンも多いはず。
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そんな『涙の女王』ロスに贈る連載企画。3回目はヒロインを演じたキム・ジウォンについて。ゴールデンウィークはこの企画を通じて、どうか『涙の女王』ロスを乗り切ってほしい。
ドラマ『相続者たち』『私の解放日誌』など数々のヒット作に出演しているキム・ジウォン。白い肌に少し吊り上がった大きな瞳が印象的な彼女は、前髪ありもなしも、ボブヘアもロングヘアも、どんなヘアスタイルでも似合ってしまう。髪型に左右されない顔こそ、本当の美しさと言っても過言ではないが、彼女が持って生まれたのは顔の美しさだけではない。
すらっとした美脚と華奢なスタイル、さらにはドラマ『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』で見せた愛嬌は、男性だけでなく女性まで虜にした。
また、役者として『太陽の末裔』のユン・ミョンジュ、『私の解放日誌』のヨム・ミジョンなど、視聴者に深い印象を残し長く語られるキャラクターを演じてきたことでも知られる。キム・ジヨンも言っている。
「振り返ると、私が演じた人物たちはそばでいつも応援したいし、主体的で度胸のあるカッコいい人たちばかりでした。信念や価値観がはっきりしている。視聴者と同じように、私も彼女たちから感じたことや学んだことが多い」
そんな彼女が『涙の女王』で扮したのはホン・ヘイン。ホン・ヘインは財閥グループの令嬢で、“デパートの女王”と呼ばれるキャラクター。プライドの塊のような女性で、余命が少ないと宣告されても世界中の医療関係の論文を調べて自分の治療に可能性を見出していく。
前作の『私の解放日誌』では女性の自立した生き方を模索するキャラを奥深く演じたが、『涙の女王』では一転して自尊心が異様に高くて周囲とアツレキを起こすような社“強い女性”を演じたわけだ。
しかも、ただ“強い”だけではない。ヘインは愛の尊さを知っている。キム・ジヨンも韓国メディアの取材で言っている。
「ヘインの台詞にこういう言葉があります。“私が考える愛は、何か立派なことをしてくれるのではなく、何があってもそばにいてくれるもの”。私はこの言葉が好きです。良い時や、疲れ果てた瞬間にも、傍に寄り添って力になってくれるのが愛なのではないでしょうか」
まさにキム・ジウォンは『涙の女王』で、その演技力の幅広さを存分に見せつけけるだけではなく、ホン・ヘインを自身の新たらしい代名詞となるキャラクターに昇華させたと言えるだろう。
それだけに気になるのは、彼女の次回作だ。時代劇やファンタジー、青春モノなど、ジャンルを問わない役作りで深い余韻を与えてきたキム・ジウォンが今度はどんな作品でどんなキャラクター誕生させるのだろうか。彼女は韓国メディアとのインタビューで言っている。
「これから出会いたい作品ですか? 何でも与えられた機会に最善を尽くすつもりですが、ジャンルものを1つ残せたら良いなと思った。Netflix『ペーパー・ハウ・コリア』や、映画『コインロッカーの女』を楽しく見たので」
次回作はエッジの効いたアクション・スリラーか、はたまたハードボイルなサスペンスか。いずれにしてもキム・ジウォンのことだ。またとびっきり印象的なキャラクターを作り上げてくれるに違いない。
文=韓ドラ時代劇.com編集部
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