テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『太宗 イ・バンウォン』は、朝鮮王朝初代王・李成桂(イ・ソンゲ)の五男である李芳遠(イ・バンウォン/チュ・サンウク扮)の生涯を描いている。
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チュ・サンウクの他にも芳遠の妻の閔(ミン)氏役のパク・ジニや李成桂役のキム・ヨンチョルが出演している本作で、李成桂の腹心チョ・ヨンム役を演じているのがキム・ボプレだ。
彼は、これまでに多くの時代劇や現代劇に出演しているが、特に印象に残っているのが『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』である。
『王女ピョンガン』は、高句麗(コグリョ)を舞台に国を守るために戦う王女と純朴な青年の真実の愛の物語を描いたドラマで、キム・ソヒョンが高句麗の王女ピョンガン役で主演を務めた。
さらに、順奴(スンノ)部族長の息子オン・ダル役のナ・イヌ、桂婁(ケル)部族長の息子コ・ゴン役のイ・ジフン、消奴(ソノ)部族長の養女で長白薬草店店主のヘ・モヨン役のチェ・ユファが出演している。
その『王女ピョンガン』でキム・ボプレは、ピョンガンの父親で高句麗第25代王・平原(ピョンウォン)王役で演技を披露していた。
そんなキム・ボプレは、『太宗 イ・バンウォン』や『王女ピョンガン』の他に、『三銃士』では吏曹判書(イジョパンソ)のユン・ジョンホ役、『輝くか、狂うか』では後漢の郭(カク)将軍役、『オクニョ 運命の女(ひと)』では朝鮮王朝第11代王・中宗(チュンジョン)役を務めている。
一方で現代劇では、『ペントハウス3』では焼肉店の店主役、『イカゲーム』ではイ・ジョンジェ扮するソン・ギフンの借金取りとして登場している。
『太宗 イ・バンウォン』は物語が進むたびに面白さが増している。キム・ボプレ扮するチョ・ヨンムがこれからどう活躍してくのかに注目したい。
文=大地 康
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