4月12日、韓国MBNの新時代劇『世子(セジャ)が消えた』(原題)の制作発表会が行われ、EXO・スホ、ホン・イェジ、ミョン・セビン、キム・ジュホン、キム・ミンギュら主演キャストと、キム・ジンマン監督が出席した。
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同作は、世子嬪に選ばれた女性チェ・ミョンユン(演者ホン・イェジ)に“ポッサム”(本来は寡婦を連れ去って再婚させること。ここではさらわれることを意味する)された世子イ・ゴン(演者スホ)の、波瀾万丈な逃亡を描くラブコメだ。
ヒット時代劇『ポッサム 運命を盗む』の脚本家が披露するスピンオフ作で、演出は『キルミーヒールミー』のキム・ジンマン監督が務める。
今回、タイトル・ロールに挑戦すると同時に時代劇に初挑戦するスホは、どのように準備したのだろうか。
彼は「デビュー後初の時代劇主演だ。時代劇というジャンルにおいて負担がなくはなかった。時代劇特有のトーンもあり、朝鮮時代を表現するのが容易ではないと思った。台本から読んだ感想はとても面白かった。僕は『キルミーヒールミー』のファンだが、そのキム・ジンマン監督が演出されると聞いて、プレッシャーを乗り越えてでも挑戦したいと思った」と語った。
また、「このドラマは全20話で、人物の一代記を描く。以前出演した作品は一週間、一カ月、6カ月とかの話が描かれたが、人物の一代記という点で多彩なエピソードをご覧いただけると思う」と言い、「僕には『顔合わせフリーパス相』というあだ名があるが、今後は『世子相』と言われると一番幸せになると思う」と笑った。
『ポッサム 運命を盗む』に出演した所属事務所の先輩、クォン・ユリからのアドバイスはあっただろうか。
「ユリ先輩と同じジムに通っていて、キャスティングされた時に一番最初にお伝えし、脚本家さんたちはどういう方なのか聞いた。まずすごくお祝いしてもらった。脚本家さんについても絶賛され、『自分をありのまま表現しようとすれば、作家さんたちが君を描いてくれる』と言われた。実際に、脚本家さんたちともたくさんお話しし、世子のイ・ゴンがスホそのものになってほしいと言われた。ユリさんもたくさんアドバイスして下さった」
『涙の女王』(tvN)をはじめ、イ・ジェフンが主演する新ドラマ『捜査班長 1958』など、錚々たるライバル作品がある状況はどう思うのか。
スホは「土日にとても良いドラマが放送されている。僕も楽しく見ている」としながら、「他のドラマはOTTで見て、『世子が消えた』はMBNを通じてオンエアを見る予定だ」と笑いを誘った。
彼は「もちろん負担を感じるが、他の作品と競争すると思うより、自分自身と闘っているので、自分との競争だ。だからそれに対する心配はない。何より、ここ1年で時代劇ブームと言えるほど時代劇が多かったが、同時間帯に放送されるドラマには時代劇がない。なので時代劇ファンの方々には喜ばれる作品になるのではないかと思い、期待している」と語った。
キム・スヒョン、イ・ジェフンらと競争する構図にもかかわらず、スホは最後まで自信を示した。
「明日(13日)になればお分かりになる。宣伝はラブコメでやっているが、サスペンス・スリラー的な感じも強い。ロマンスの軸とスリラーの軸がそれぞれ進み、2つの軸が出会う時点が第10話ごろにある。だからそれがどのように解決されるか疑問を持ちながら見られる。人物たちのロマンスや愛らしさも追いつつ、主な事件を推理しながら見れば楽しめると思う。最後に運命が絡まったりもするが、2つのジャンルを一度に楽しめると思っていただけるといいと思う」
MBNの新ドラマ『世子が消えた』は、4月13日21時40分より放送開始される。
(記事提供=OSEN)
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