【運命を変えた女優たち】2023年韓流の全貌がわかるドラマ「究極の6本」!

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今年も残りわずか。韓国ドラマは実績がある女優の主演作が目立った1年であった。特に、苦境に陥っていたヒロインが、自らの努力によって状況をどんどん変えていく展開のドラマにワクワクさせられた。そんなドラマを中心にして、2023年を彩ったドラマを一挙に紹介しよう。

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●『イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~』

画像=tvN

チョン・ドヨンが演じるナム・ヘンソンは、母が急死して姪を育てなければならなくなった。選手をやめて一生懸命に働いて、「国家代表惣菜店」という店を軌道に乗せていく。姪はナム・ヘイ(ノ・ユンソ)という高校生になり、彼女の塾の超人気講師がチェ・チヨル(チョン・ギョンホ)だった。

こうしてヘンソンとチヨルの不思議な関係が深まっていくのだが、2人を陰から狙う不気味な動きがとても恐ろしい。サスペンスの要素もあって、物語が重層的に進んでいくのが興味深い。

●『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』

画像=Netflix

高校時代に壮絶なイジメを受けたムン・ドンウン(ソン・ヘギョ)が、パク・ヨンジン(イム・ジヨン)をはじめとする憎き同級生たちに強烈な復讐を仕掛けていく。驚くべきことは、復讐を始めるまでの18年間にすべての仕掛けを終えていること。

小学校の教師や囲碁の達人になったりして、ドンウンは標的の4人が一番嫌がる方法で復讐をパーフェクトに完成させていく。その過程で登場人物を極限まで描き切った構成力が秀逸だ。

●『クイーンメーカー』

画像=Netflix

ヒロインは選挙参謀として人権弁護士オ・ギョンスク(ムン・ソリ)の当選を狙うファン・ドヒ(キム・ヒエ)。彼女は財閥ウンソングループの戦略企画室長として手腕を発揮していたのに、会長ソン・ヨンシム(ソ・イスク)と娘婿のペク・ジェミン(リュ・スヨン)に裏切られてしまった。

そのジェミンがソウル市長選挙に出馬することになり、ドヒが復讐の戦いに挑んだ。こうしてソウル市長選挙戦の壮絶な闘いが描かれていく。各陣営が繰り出す秘策がドラマを大いに盛り上げていた。

●『キング・ザ・ランド』

画像=JTBC

イ・ジュノとユナが魅惑的な「ラブコメの王道」を演じている。舞台は超一流ホテル。会長の御曹司ク・ウォン(イ・ジュノ)は愛想がまったくないのだが、彼が惚れてしまうのが最優秀社員のチョン・サラン(ユナ)だ。

2人は最悪な形で出会うが、ク・ウォンがチョン・サランにゾッコンになってからは、2人の掛け合いが抜群に面白かった。タイの豪華ロケも見ていて楽しかったし、ドラマには素敵な華やかさがあった。さらに、2人のラブシーンの数々が大きな話題となった。

●『ヒップタッチの女王』

画像=JTBC

ハン・ジミンが演じている獣医のポン・イェブンは牛の診察中に、自分をめがけて流星が落ちてきてしまった。その瞬間から特殊な能力が身についたのだが、それは、動物や人間のお尻に触るといろいろな場面が見えるということだ。そんな奇想天外なストーリーがとにかく笑える。

共演しているイ・ミンギが演じるエリート刑事は、ワケがあって田舎に左遷されてしまった。早く手柄を立ててソウル広域捜査隊に復帰したい彼はイェブンの能力を頼るようになる。こうして主人公2人が個性的なキャラでドラマを大いに楽しませてくれる。

●『無人島のディーバ』

画像=tvN

パク・ウンビンが演じるソ・モクハは15年間も無人島でたったひとり耐え抜いた。彼女はテレビ局に勤める兄弟によって無事に発見されて、新しい人生を歩んでいく。

その際のキーワードが「記憶喪失」。ソ・モクハを発見したテレビ局記者のカン・ウハク(チャ・ハギョン)は、高校生以前の記憶を事故によって完全に失っており、「あるいはチョン・ギホでは?」というストーリー構成になっている。

このチョン・ギホはソ・モクハの中学生時代の同級生で、ソ・モクハを父親のDVから救い出そうとしてくれた友人だ。とにかく、謎めいた展開でソ・モクハの周辺がどんどん変わっていくところが本当にスリリングだ。 

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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