ドラマ『花郎〈ファラン〉』『サイコだけど大丈夫』などで知られるソ・イェジが、再び活躍できるか注目されている。
去る11月16日、ソウル中央地裁・民事合意25部(ソン・スンウ部長判事)はソ・イェジの所属事務所ゴールドメダリストにユハン健康生活に2億2500万ウォン(約2250万円)を支払うよう、判決を下した。
ユハン健康生活は去る2020年7月、ソ・イェジと広告モデル契約を結び、所属会社にモデル料4億5000万ウォン(約4500万円)を支払った。
しかし2021年4月、かつての恋人で『愛の不時着』出演俳優でもあるキム・ジョンヒョンに対して、ソ・イェジがガスライティング(相手を精神的に支配・操作する精神的虐待の一種)したとの疑惑が浮上し、議論となった。
所属事務所は疑惑に対して「事実無根」の立場を明らかにしたが、ユハン生活健康はソ・イェジが「品位維持約定」を違反したとの理由で契約を解除し、モデル料、違約金、損害賠償を請求する訴訟を起こした。
両側の契約書には「広告モデルが飲酒運転、ひき逃げ、暴行、校内暴力、麻薬などの疑いで立件されたり、これを認めるなど、公人として品位を害する行為をしてはならない」という内容が明示されたと知られた。
裁判所は所属事務所が2億2500万ウォンを支払うよう判決し、「ソ・イェジに対する疑惑が事実だとしても全て契約期間前のこと」と説明し、疑惑が提起されただけではソ・イェジが契約を違反したとは見られないとした。
所属事務所のゴールドメダリストは「11月10日、ゴールドメダリストとソ・イェジはユハン健康生活との訴訟でソ・イェジ対して提起された校内暴力などの疑惑は事実として明らかにされていない一方的な疑惑であることが確認されました。ただし、疑惑の提起自体によって広告主の信頼が崩れたという理由で、約定に従い、モデル料の一部の返還を引用されただけ」と明らかにした。
続けて、「ソ・イェジに対する疑惑は事実ではなく、そのような内容が判決で疎明された以上、ソ・イェジに対する根拠のない疑惑提起や無分別な非難を控えるようお願いする」と付け加えた。
このような判決に、一部のネットユーザーは「芸能人である前に人なので正しい判決だ」「悔しい疑惑が解けた」という反応を示した一方で、「契約前に不祥事が今後明らかになればブランドイメージの失墜は誰が責任を負うのか」「今後広告契約がさらに厳しくなるだろう」などの反応を示した。
なおソ・イェジは2022年6月に放送されたドラマ『イブ』(原題)で復帰しているが、次回作を知らせていない。
■【関連】『サイコだけど大丈夫』のソ・イェジの出演作を一挙紹介
前へ
次へ