【韓流20年の最高傑作5本】人生を劇的に変えてくれる「スーパー究極のベスト5」

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今年は「韓流20周年」という節目の年になっている。『冬のソナタ』がNHK・BSで放送されたのが2003年で、それをきっかけにして日本で爆発的な韓流ブームが起きた。以後20年間にわたって韓国ドラマは日本でも大人気を博してきたが、その中で記憶に残るスーパー究極のドラマは何か。本当に多くの人に愛された作品を5本選んでみよう。

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スーパー究極ドラマ1/『冬のソナタ』(2002年/KBS)

画像=Pan Entertainment

韓国ドラマの「レジェンド」を挙げるとすると、真っ先に名前が出るのが『冬のソナタ』だろう。主演したペ・ヨンジュンは「ヨン様」と称されて、韓国ドラマの知名度を日本で一気に高めた。

さらに、このドラマが大変な収益を挙げたことによって、「ビジネスとしての韓国ドラマ」の価値が見直され、その後の韓国ドラマのレベルを一気に上げる契機となった。そういう意味でも、記念碑的な作品となっている。

内容としては、ペ・ヨンジュンとチェ・ジウという主役2人の華やかさ、最後まで見る人を引き付けるストーリーの面白さ、全編にわたって展開される映像の美しさ……などの魅力に彩られた傑作ドラマであった。

スーパー究極ドラマ2/『トンイ』(2010年/MBC)

画像=MBC

「好きな韓国時代劇」というアンケートを取ると、かならずベスト3に入るほどの人気を維持しているレジェンド時代劇であり、不動のトップになることも多い。

ハン・ヒョジュが演じたヒロインは性格が明るく素直で最高のキャラだったし、「韓国時代劇の巨匠」と称賛されるイ・ビョンフン監督の演出力も見事だった。また、主人公のトンイが苦境に負けないで立派に成長していく姿は本当に感動的であった。

スーパー究極ドラマ3/『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(2016~2017年/tvN)

画像=tvN

コン・ユが演じたキム・シンは、高麗時代の武将で現代まで900年以上も生き続けているトッケビ(オバケ?)である。国王に裏切られて胸に剣が刺さったまま現代をさまよっている。

安らかに成仏するためには、「トッケビの花嫁」と呼ばれる女性に胸の剣を抜いてもらわなければならない。そして、ようやく見つけた……それが高校生のウンタク(キム・ゴウン)だった。このような設定で繰り広げられるファンタジーなドラマは、不思議な高揚感に包まれる傑作である。

スーパー究極ドラマ4/『愛の不時着』(2019~2020年/tvN)

画像=tvN

コロナ禍の中で在宅率が一気に高まった時期に日本でも配信サービスのNetflixが大人気となった。そのタイミングで『愛の不時着』が出てきたことは運命的な感じがする。とにかく、「この作品によって韓国ドラマに目覚めた」という人が圧倒的に多かった。ドラマの内容を見てみよう。

ヒョンビンとソン・イェジンという圧倒的な主人公2人の存在感が素晴らしかったし、卓越した脚本と演出の底力にとことん感心させられた。また、北朝鮮というラブストーリーが誕生しにくい舞台をうまく取り入れた物語も秀逸だった。

スーパー究極ドラマ5/『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(2022年・ENA)

画像=ENA

パク・ウンビンが演じた主人公のウ・ヨンウは自閉スペクトラム症なのだが、記憶力が抜群の天才で、超有名な法律事務所の新人弁護士となった。ドラマの中でウ・ヨンウは、ひらめきを生かして難しい訴訟問題を次々に解決していく。その展開がワクワクするほど興味深かった。

基本は1話完結あるいは2話完結のストーリーになっていて、問題提起から結末までのプロットが実によくできていた。間違いなく「脚本の勝利」と言えるだろう。それにしても、ウ・ヨンウが周囲の人たちに助けられながら成長していく姿というのは、誰が見ても「守ってあげたい」というほど微笑ましいものであった。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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