チャ・ジュヨンとイ・ヒョヌクがtvN新ドラマ『元敬』(原題)で時代劇に初挑戦する。
同作は、太宗イ・バンウォン(朝鮮王朝の第3代王)と手を組んで権力を勝ち取った、王権の“共同創業者”だった元敬王后の人生を描く作品。
朝鮮王朝実録の中では嫉妬と欲望にまみれた女性として書かれているが、惨憺たる裏切りと厳しい現実の中でも自分を失わず、主体的な人生を生きた元敬王后にフォーカスを当てる。
また、朝鮮を変えるために手を組んだ政治パートナーであり、熱く愛し合い、争い合った元敬とイ・バンウォン夫婦の関係と人生を新しい観点で描く予定だ。
題名役の元敬は、チャ・ジュヨンが演じる。
宰相之宗(王室と結婚できる家柄)の1つである閔家の娘として生まれた彼女は、世の中を変えるという夢を持つ意識の高い人物。
そこで選んだのが、夫のイ・バンウォンであり、元敬は彼を朝鮮の王に王に仕立て上げ、一緒に政権を作る。
しかし、イ・バンウォンは彼女の家を滅亡させ、絶えずに他の女性に目を向けるが、元敬はそういう裏切りと葛藤の中で一度たりとも妥協したり折れたりしない。
『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』で強烈な存在感を残したチャ・ジュヨンが、元敬役で物語を引っ張る。
早くも“200%のシンクロ率”のカリスマあふれるチャ・ジュヨンの新境地に期待感が募る。「とてもやりたかった作品」と口を切ったチャ・ジュヨンは「光栄な役を任されて負担もあるが、誰よりも熱い人生を生きた元敬のように、頑張って準備して素敵な作品をお届けする」と意気込んだ。
イ・ヒョヌクは元敬の夫で朝鮮王朝の第3代王、太宗イ・バンウォン役を演じる。
イ・バンウォンは東北出身の“田舎者”で、自分より偉い女性を妻として迎えた男、父親から認められない王という、劣等感まみれの人物だ。
その劣等感を乗り越えて承認欲求、多くの人を殺したという責任感、革命に対する正当性の具現化などのために必ず偉大な王になるという欲望を抱えている。
だから唯一愛した女性で政治パートナーだった妻であろうと、足手纏いになれば牽制し、破壊できるという歪んだ考えも持っている。
初の時代劇で王役を務めるイ・ヒョヌクは「時代劇に出るとは思ってもみなかった」という。
「今まで他の作品でも多く取り上げられた人物だが、またこのように新しい話があるということを知り、それでさらに惹かれた。頑張って準備して良い作品を作れるようにする」と覚悟を表した。
『他人は地獄だ』『Mine』『先輩、その口紅塗らないで』などで善と悪を問わない立体的な演技力を披露したイ・ヒョヌクが、どんなイ・バンウォンの姿を披露するか気になるところだ。
制作陣は「時代劇初挑戦のチャ・ジュヨンとイ・ヒョヌクだが、これまで多様な作品で培った演技力を思う存分発揮している。何よりも2人の人物の特別な夫婦関係にフォーカスを当てて新しく描いた作品の意図を完璧に理解し、それに合う演技を準備してくる点に評価が高い。今までとは差別化された、知らなかった新しい物語をご覧になれるはずだ」と伝えた。
tvN新ドラマ『元敬』は、2024年放送予定。
(記事提供=OSEN)
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