テレビ東京の韓流プレミアで放送されている時代劇『イ・サン』。ストーリーが進むにつれて存在感を高めてきたのがパク・テスであった。
【関連】『イ・サン』は愛によって悲劇から立ち直る「心を揺さぶる物語」!
パク・テスはイ・ソジンが演じているイ・サンの幼馴染だ。大人になって都に戻ってきた時、彼は科挙の武科を受験するために頑張っていた。しかし、なかなか受からず諦めかけた。そんな時にイ・サンと再会し、絶対に守り抜きたいと決意を新たにした。
とはいえ、武科の試験で一度は不合格となってしまった。それでひどく落胆したのだが、その試験で不正があってパク・テスは繰り上がって合格することができた。
こうして念願のイ・サンの警護役になったパク・テスはその後に手柄を挙げている。というのはイ・サンが大きな危機に陥った時、その身代わりとしてイ・サン役に徹してピンチを切り抜けたのだ。しかし、瀕死の重傷を負い命が危ぶまれたが、幸いに死を免れた。
こうしてパク・テスはイ・サンの重要な側近となり、『イ・サン』というドラマで今後も大きな役割を果たしていくはずだ。
このパク・テスを演じるイ・ジョンスは精悍な表情を持った俳優であり、意志の強さを的確に表現している。そういう意味でパク・テスの役に相応しい俳優だと言えるだろう。
そんなイ・ジョンスは、『イ・サン』の後にも多くの作品に出演しており、俳優として注目を集めている。
時代劇では、『百済の王 クンチョゴワン(近肖古王)』でユン・スンウォン扮する百済第11代王・比流王(ピリュワン)の長男プ・ヨチャンを演じ、『大王の夢』ではチェ・スジョン扮する新羅第29代王・武烈王(ムヨルワン)の長男で新羅第30代王・文武王(ムンムワン)を演じている。
一方の現代劇では、『みんなでチャチャチャ』でオ・マンソク扮するユニコーン製菓社員ハン・ジヌの上司であるイ・チョルを演じ、『恋する国家情報局』ではイ・スギョン扮する警察官オ・ハナの恋人で銀行員のイ・マンスを演じていた。
『イ・サン』を含めた時代劇で見応えのある演技を見せているイ・ジョンス。そんな彼が現代劇でどんなキャラクターを演じているのかもぜひ注目してほしい。
文=大地 康
■【関連】【『イ・サン』が描く世界】朝鮮王朝時代の身分制度はどこまで厳しかったのか
前へ
次へ