リアルタイム放送を死守したにもかかわらず、全話を何度も見るほど、誰にでも「人生ドラマ」というものが1~2作品はあるはずだ。
天才のような作家たちがジャンルを問わず創造した世界観の中には、常に期待感を抱いて足を踏み入れたくなる。愛するキャラクターたちが新しい事件や問題に向き合い、予想もしなかった劇的な展開を続ける姿をふたたび見たくなるからだ。
【画像】『ミセン』ヒロインは今…1990年生まれの韓国女優たちがアツい!!
幅広い層の視聴者たちから愛されたが、放映終了から数年が経ってもいまだ新しいシーズン確定がまったく未定の作品を探ってみた。
①インターンなら『ミセン―未生―』
会社員なら一度はチャン・グレ(演者イム・シワン)に感情移入せざるを得なかっただろう。一見すると軟弱ながらも粘り強いチャン・グレ。イム・シワンにとっては当たり役だった。ほかの共演者たちの熱演も光り、俳優たちがキャラクターと共に成長していく姿は、視聴者にも大きな感動を与えた。
2014年、韓国で初放映されたドラマ『ミセン』は囲碁が人生のすべてだったチャン・グレがプロ入りに失敗した後、過酷な現実社会に投げ込まれ繰り広げられる成長期を描いた。
シーズン2が出れば、MZ世代の社会人1年生の成長期を多様なエピソードに溶け込ませ、もう一度シンドロームを起こせそうだが…。
②未来は変えられる『シグナル』
過去からかかってきた切実な無線でつながった現在と過去の刑事たちが、長期未解決事件を再び捜査して解決していく過程を描いたドラマ『シグナル』(2016年)。
視聴者たちはパク・ヘヨン(演者イ・ジェフン)、チャ・スヒョン(演者キム・ヘス)、イ・ジェハン(演者チョ・ジヌン)がもたらした、素朴だが強烈な成就の経験を通じて、前に一歩を踏み出す勇気を得た。
シナリオを担当したキム・ウンヒ作家と、演出を担当したキム・ウォンソクPDの再会が期待されるばかりだ。
③女性たちも好きだった『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』
中年男性たちはもちろん、若い女性ファンたちにとっても『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』 (2018年)は人生ドラマだった。
道を歩いていてよく見かけた「おじさん」たちがあのドラマ以後、とてもおぼろげで愛らしく感じられたほどなのだから。
人生の重さに耐えながら生きていくおじさん3兄弟と、荒々しく生きてきたとある若い女性が、お互いを通じて人生を癒すことになるという話はかなり感動的だった。
大企業の40代部長のパク・ドンフン(演者イ・ソンギュン)と20代インターン社員のイ・ジアン(演者IU)は普通なら交わることがなかったはずなのに、それぞれもどかしい事情を抱えて暮らし、なぜか連帯し、疎通しているように感じられた。
そんな物語の続編が世に出れば、おそらく全国のおじさんたちの心はもう一度、揺れるのではないかと思う。
(記事提供=OSEN)
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