「年の差カップル」を描いた『紳士とお嬢さん』はどんなドラマなのか

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テレビ東京の韓流プレミアで始まった『紳士とお嬢さん』は、韓国KBSで2021年9月25日から2022年3月27日まで放送された週末ドラマだった。

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KBSの週末ドラマといえば、「高視聴率を見込めるホームドラマ」の枠である。家族が揃って安心して見ていられるドラマがいつも制作されている。『紳士とお嬢さん』もまた典型的な週末ドラマだと言えるだろう。

主人公はイ・セヒが演じるパク・ダンダンとチ・ヒョヌが扮するイ・ヨングク。わかりやすくいえば、2人は価値観がまるで違う「年の差カップル」である。「裕福な家庭を構える中年おじさんが夫人を亡くして3人の子供の養育問題に直面し、20代の女性が住み込みで面倒を見ることになった」というのが物語の始まりだ。

とはいえ、ダンダンとヨングクは知り合う前にすでに因縁があった。彼女が彼のことを変態と勘違いして暴力をふるってしまった過去があったのだ。誤解は解けたのだが、ヨングクにとっては、とんだトバッチリだった。そんな2人が再び会うことになった。

そもそものきっかけは、ダンダンの家庭環境にあった。彼女が生まれたばかりのときに実母が家を出てしまい、父のスチョル(イ・ジョンウォン)が再婚して、ダンダンは継母ヨンシル(オ・ヒョンギョン)に育てられた。

画像=KBS

韓国ドラマらしい「あるある」

しかし、この継母が強烈な「お騒がせ女性」。投資の失敗で家を追い出される羽目になって、ダンダンも居場所を失ってしまう。住む場所を確保しなければならなくなったダンダンは住み込みの仕事に応募したのだが、それがヒョヌの豪邸だったというわけだ。

ダンダンを見て驚いたヒョヌはすぐに不採用を決めたが、彼女が子供を怪我から救ってくれたことがわかり、一転して採用することになった。

こうしてヒョヌ家で働き始めたダンダン。彼女の持ち前の快活な行動力は、殺伐としたヒョヌ家をどう変えるのか。そして、「年の差」カップルの恋の行方は?

いつもながら韓国ドラマらしい「あるある」が凝縮された『紳士とお嬢さん』を大いに楽しんでいこう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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