現在の20代の女優の中で、堂々と主役を演じているスターといえば、誰が思い浮かぶだろうか。たとえば、キム・ユジョン、キム・ソヒョン、パク・ウンビン、イ・セヨン……。
【写真】【トンイから12年】子役→主演に成長キム・ユジョンの映画『20世紀少女』とは?
まさに、そうそうたる顔ぶれだ。
この4人には、共通する大きな特徴がある。
それは何かと言うと、時代劇の子役で大成功して広く名前を知られるようになったということだ。つまり、時代劇の子役時代がスターへの登竜門になったのだ。
順に見ていこう。
キム・ユジョンは「子役の大スター」だったことはよく知られているが、彼女が評価を高めたのは二本の時代劇だ。それは、『トンイ』と『太陽を抱く月』である。
どちらも驚異的な視聴率を挙げた大ヒット作だが、主人公(ハン・ヒョジュとハン・ガイン)の子役時代に扮したのがキム・ユジョンだった。子役として実績ナンバーワンになった彼女は、評判どおりに大人の女優としても大成している。
そのキム・ユジョンと『太陽を抱く月』で子役同士として共演したのがキム・ソヒョンだ。ドラマの中で2人は強烈なライバル関係になったが、キム・ソヒョンも強い意志を感じさせる演技で評判となり、20代になっても『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』で大活躍した。
現在、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の主役として自閉スペクトラム症の弁護士を好演しているパク・ウンビン。彼女は子役だった2007年に『太王四神記』で素晴らしい演技を披露していた。演じたのはムン・ソリが扮したキハの子供時代だ。そのときからハッとするほどの美少女だった。今は本当に大成して、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』でも大人気を博している。
四番目に紹介したいのは、『赤い袖先』で宮女ソン・ドクイムを演じたイ・セヨンだ。彼女も子役出身で、名作『宮廷女官 チャングムの誓い』で幼いながら大人顔負けの演技を披露していた。その経験が生きて、今や文句なしの演技派になっている。
以上の4人は、人気の時代劇が飛躍のきっかけになった。子供の頃から現在に至るまで時代劇に本当に縁が深いのである。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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