『梨泰院クラス』の次に見るべき!胸をアツくしてくれる韓国ドラマは何か

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大ヒット韓国ドラマ『梨泰院クラス』がこの夏、『六本木クラス』(テレビ朝日系)というタイトルでリメイクされる。

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『梨泰院クラス』といえば、『愛の不時着』とともにコロナ禍の日本で大ブームとなった韓国ドラマのひとつ。ロマンスがメインである『愛の不時着』と違って、挑戦やリベンジ、ビジネス的な要素がふんだんに盛り込まれており、多くのビジネスパーソンの胸をアツくさせた。

『梨泰院クラス』を見たあとに気持ちが奮い立ち、仕事のやる気とモチベーションが上がった。そんなビジネスパーソンを奮い立たせてくれる韓国ドラマは他にもある。

まずお薦めしたいのが『ストーブリーグ』だ。

ひと言で説明するなら、万年最下位のプロ野球チーム「ドリームズ」に赴任してきた野球未経験の新GM(ゼネラルマネージャー)がチームを改革し、成長させるという物語。この説明だけだとありきたりなドラマに思えるかもしれないが、2020年に韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる「百想芸術大賞」でドラマ作品賞を受賞するなど、高い評価を得ている。

プロ野球という具体的な世界を描いているが、フォーカスしているのは華やかな選手たちではなく、彼らを裏でサポートするフロントだ。だからこそ野球をあまり知らない人もオフィスドラマとして十分楽しめるし、野球好きならもっと深く入り込める。

ドリームズにはチームより個人の利益を追う選手、なんの権威も力もない監督、試合中なのに胸ぐらを摑んで喧嘩するコーチ陣、スカウトの過程で不正に走るチーム長などが存在する。万年最下位なのも納得の球団だが、それでも優勝を目指して迎え入れたのが主人公のペク・スンス(演者ナムグン・ミン)だ。

『ストーブリーグ』

彼は何を考えているかわからない表情でチームの問題を把握し始め、問題は「システム」にあるという結論に至る。チームを捨てようとするオーナー企業の不当な待遇と不純な意図、チーム内の間違った慣例と不正など、非正常なシステムこそが問題だと核心をつくのだ。

そしてチームを正常化させるために非難を浴びながらも大胆な改革に踏み切るのだが、そんなペク・スンスの最大の武器が「データ」と「事実」であることは注目すべきだろう。私情を挟まずに客観的な視線からチームを分析する洞察力とリーダーシップは、現実世界でも重要なスキルであるが、実はなかなか身につけられないものである。

この『ストーブリーグ』と同一線上にあるドラマとして、『ミセン ー未生ー』と『大丈夫じゃない大人たち~オフィス・サバイバル~』もお薦めしたい。この2作品は大手企業で働く社員たちの生き残るために奮闘する姿を描いている。特に『ミセン』は2016年に『HOPE~期待ゼロの新入社員』(フジテレビ系)というタイトルで日本でもリメイクされたのでご存知の方も多いのではないだろうか。

『ミセン -未生-』の主人公チャン・グレ(演者イム・シワン)は囲碁のプロ入りに失敗したあと、大手商社にコネ入社をした26歳の青年だ。幼い頃から棋士を目指してきたため学歴はなく、コピーすらまともにとれない。そんな彼はトラブルに巻き込まれるたびに囲碁から学んだ知恵で妙手を指していくが、その姿だけでも一見の価値がある。

『ミセン ー未生ー』

例えば「囲碁盤の上に意味のない石は一つもない」という囲碁の教えを引用して「会社で作られる製品のなかで意味のないものはない」と主張したように。チャン・グレの武器は、全力で囲碁に打ち込んでいた「経験」なのだ。

そんなチャン・グレに対して「職場は結果だけが受け入れられる」と厳しい現実を突きつけるも、やがて見事なバディぶりを見せるのが上司のオ課長(演者イ・ソンミン)だ。

万年課長である彼は部下のためなら嫌いな専務にも頭を下げ、誤解と偏見を隠さないけれど真実に向き合えば状況を元に戻せる人。ハイパーリアルなこのドラマにおいてファンタジーを感じさせる唯一のキャラクターとも言える。そんな彼がチャン・グレを成長させる過程を見ていると、「私もオ課長のような上司がほしい」と思わざるを得ない。

『ストーブリーグ』や『ミセン -未生-』の主なキーワードが人やチームの「成長」なのに比べ、『大丈夫じゃない大人たち』は「現状維持」のために奮闘する40代たちの日常が淡々と描かれる。

舞台は業界3位の大手電機メーカー。そこにはキャリア22年目のベテラン開発者のチェ・バンソク(演者チョン・ジェヨン)や人件費削減のために希望退職者を増やそうとする会社のお先棒を担いできた人事チーム長のタン・ジャヨン(演者ムン・ソリ)、社内の若きホープでスピード出世を遂げたハン・セグォン(演者イ・サンヨプ)など、エキスパートたちの喜怒哀楽あふれるオフィスライフが繰り広げられる。

『大丈夫じゃない大人たち~オフィス・サバイバル~』©2021MBC

このドラマは韓国を代表する映画誌『CINE21』が日本でもヒットした『イカゲーム』などの話題作を抑え、2021年ドラマシリーズ・ベスト4位に選出したヒット作だ。家族のため、名誉のため…、自分の意思通りには生きられない中年たちが職場のシステムに振り回されず、自分を探していく過程を繊細に描いたことで「会社では誰も安全ではない」という共感を呼んだことが高く評価されている。

ここで紹介した『ストーブリーグ』と『ミセン』、『大丈夫じゃない大人たち』は素晴らしい脚本と巧みな演出、そして俳優たちのアンサンブルが輝く作品だ。と同時に現実的でありながらも理想的な余韻が尾を引く。ドラマの余韻が自分の現実で希望に切り替わる感覚を、ぜひ感じてみていただきたい。

文=李 ハナ(初出:WEBゲーテ連載「ビジネスパーソンのための韓タメ最前線」より)

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