6月14日、tvNの新ドラマ『還魂』(Netflix同時配信予定)のオンライン制作発表会が行われ、主演俳優イ・ジェウク、チョン・ソミン、ファン・ミンヒョンのほか、ユ・ジュンサン、シン・スンホ、オ・ナラ、ユ・インス、アリン(OH MY GIRL)とパク・ジュンファ監督が出席した。
初回放送を6月18日に控えた『還魂』は、架空の国を舞台に、魂を取り替える“還魂術”で運命をねじられた主人公たちがそれを乗り越え、成長していくファンタジーロマンス活劇だ。
『主君の太陽』や『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』の脚本を手がけた“ホン姉妹”ことホン・ジョンウン、ホン・ミランと、『キム秘書はいったい、なぜ?』のパク・ジュンファ監督が意気投合した作品として話題を集めている。
ファンタジーロマンス活劇という新しい設定と独特な雰囲気を予告している『還魂』。
パク・ジュンファ監督は「今までこんな作品はなかったので心配にもなったが、もっと頑張ろうと思った。制作に1年近くかけた。その分、ストーリー設定や方向性を映像でお見せするように努力した。それがこのドラマを引き受けた理由でもある。さまざまなストーリーがあるファンタジーなので、何一つ疎かにはできなかった」と力を込めた。
主人公役のイ・ジェウクは、「まず最初に台本がとても新鮮で面白かった。僕が(キャラクターを)具現化できるか心配にもなった。ミーティングの時、監督には率直に申し上げた。僕はこなせないかもしれないと。そしたら監督を信じてついて来いとおっしゃってくれた。出演を決めた決定的な理由は監督だと言いたい」と、パク・ジュンファ監督に対する強い信頼を示した。
ヒロイン役のチョン・ソミンも「台本の存在が最も大きかった」と言い、「次回が気になってしょうがなかった」と明かした。
ファン・ミンヒョンは今回、「NU’ESTのミンヒョン」ではなく、本名で俳優業に挑戦する。
彼は「好きで尊敬するパク・ジュンファ監督と、ホン姉妹作家さんが手がける作品に出演することは光栄だが、ファンタジーロマンス活劇という新しいジャンルに挑戦することも悩んだ。しかも僕はアクション演技が初めてだった。文武両道なキャラクターなので、華麗なアクションを自らこなせるようにそういう部分を重点的に演じた」と述べた。
ユ・ジュンサンは長い撮影期間について次のように語っている。
「『還魂』に取り組んだ1年5カ月の間、他の作品は見送った。プレッシャーを感じて最初はためらったが、『僕を信じてください』という監督の言葉を信じてついていった。監督は繊細なロマンスに定評があるけど、アクションもすごく上手に撮って下さった。皆さんも美しくて驚くべき作品だと思うはずだ。今、監督が後半作業を頑張ってらっしゃる。期待していただいても良さそうだ」
パク・ジュンファ監督は「ファンタジーロマンス活劇というジャンルの中で、いろんなカラーを表現しなければならなかった。アクションもどういう方向で撮影すればいいか悩んだ。俳優たちと一緒に楽しみならが見てほしいと思う。このドラマのみんなが純粋で、さまざまな方向で成長した。この成長のポイントを楽しみながら見ていただきたいという思いでその方向性に集中して演出した」と明かした。
また、他のドラマとの差別化については「初めてという部分が最も大きな差別化だ」としながら、「ファンタジーロマンス活劇の基本は『関係』だ。その中で関係を表現するためのファンタジー要素、ロマンスがある。終盤では関係の中で少しずつ微妙な変化によって成長が表現される。想像しながら楽しく見てもらえると、思いもよらない楽しさが感じられるはずだ」と語った。
架空の舞台や還魂術など、ファンタジー要素が盛りだくさんの『還魂』。特別な撮影エピソードはなかっただろうか。
イ・ジェウクは「見えない形を取っていくCGアクションがあった。そういう部分では監督のコンテが僕のコンテと違うかもしれないと思いながら撮影した。上手く説明してくださったけど、1テイクだけ違うふうに撮ってみたいと聞くと、快く許してくださって、そんなに難しいことはなかった」と話している。
チョン・ソミンは「決まっていない、歴史にも地図にもないという設定が私にはとても魅力的だった。枠に閉じ込められたのではなく、どう想像しても想像がおかしくないという権限が与えられた感じで、いろいろと試せるのがよかった。ご覧になる方々も多彩な面を見ていただければと思う」と語った。
男女主人公のコンビネーションも主な見どころだ。
それについて チョン・ソミンは「個人的には初めて見る関係性だった。複合的な関係だとしても、途中で一度ひっくり返ることはあるが、私たちは毎回変わり続ける。その過程で訪れる楽しみがある。見ながらついて行く楽しさがあった。最初はお互いを利用するために同じ目的で出会ったとすれば、そこからずっと同じ色で変わっていくのがポイントだ」と伝えた。
パク・ジュンファ監督は最後に「このドラマはたくさんの方が頑張った。撮影、照明、特殊効果、場所の手配まで、さまざまな方が苦労しながら一生懸命作ったので、楽しくご覧いただけると思う。また、ここにいらっしゃる俳優さんたちの意外な姿を一つは必ず見られるはずだ」と、視聴を呼びかけた。
『還魂』パート1(全20話)は、6月18日21時10分から韓国tvNにて放送開始される。Netflixでほぼ同時配信予定。
(記事提供=OSEN)
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