朝鮮王朝後期の名君としてよく知られる21代王・英祖(ヨンジョ)。彼は27人の国王の中で時代劇に一番多く出てくる人だ。しかし、52年間も在位していたので、ドラマで英祖が出てくるときは年齢が高くなっている。はっきり言えば、老人として英祖が登場するケースがとても多いのだ。それゆえ、「英祖=老人」というイメージが韓国で定着していた。
【写真】『雲が描いた月明り』で世子に扮したパク・ボゴムのカッコよさ
それをガラリと変えたのが『ヘチ 王座への道』だった。チョン・イルが若々しい英祖を演じて、とても印象が良かった。そういう意味でも、チョン・イルの功績は大きい。
それにしても、英祖の即位前後の時期は面白いエピソードが多く、ドラマ化するのにふさわしい題材が山盛りだ。それだけに、チョン・イルだけでなく、他のイケメンにもぜひ若き日の英祖を演じてほしい。その際にオファーしたいのが3人だ。
まずは、パク・ボゴムだ。彼はかつて『雲が描く月明り』に主演して颯爽と世子のイ・ヨンを演じていた。本当に韓服がよく似合い、時代劇にピッタリの印象が強かった。それだけに、再びパク・ボゴムが時代劇に出演するのを見てみたい。彼は4月末に正式に兵役から除隊したばかりで、今後芸能活動が活発になっていく。その中で、英祖を演じるパク・ボゴムを見てみたい。
2番目に取り上げたのがチャ・ウヌだ。
彼は『新米史官ク・ヘリョン』で、王位継承権2位の資格を持った王子イ・リムを演じていた。「顔天才」と呼ばれるほどイケメン度が完璧なので、時代劇でも本当に絵になる男になりきっていた。しかも、王子を演じたほどだから、国王としても立派な姿を見せてくれることだろう。
3番目の候補はロウンだ。
彼は男性アイドルグループSF9のメンバーであり、俳優としても素晴らしい活動をしている。そして、評判になった『恋慕』では、パク・ウンビンが演じていたイ・フィの師匠となるチョン・ジウンに扮していた。そのときのロウンは、時代劇でも光った演技を披露していた。現在はドラマ『明日』に出演しているが、ぜひ今後は英祖の若き日にチャレンジしてほしい。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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