女優ソン・イェジンが“別格の演技力”でドラマファンを魅了している。
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先週から韓国で放送が開始され、Netflixでも配信中の新ドラマ『39歳』で、39歳の皮膚科の院長チャ・ミジョ役を演じているソン・イェジン。『愛の不時着』以来のドラマ復帰として国内外の注目を集めた彼女は、深みのある演技でさすがの存在感を見せつけた。
“完璧”という言葉がよく似合うキャラクターのチャ・ミジョ(演者ソン・イェジン)は、第1話から視聴者の目を引いた。社会的成功を収めた女性の品位と、友人といるときの自然な姿がソン・イェジンの繊細な演技で完成されたのだ。
7歳の頃、養子として引き取られたチャ・ミジョは、優しくて愛嬌たっぷりの末娘として育った。現在は幼い頃に住んでいた施設でボランティア活動をしながら、家族から受けた愛を子供たちに返している。
長い間患っていたパニック障害も自ら回復する時間を設けるいう賢明さを持っており、自分の人生を美しく生きていく姿が視聴者に好印象を与えた。
そのようなチャ・ミジョの姿は、親友のチョン・チャニョン(演者チョン・ミド)、チャン・ジュヒ(演者キム・ジヒョン)と交わることでさらに際立つ。
例えば、チョン・チャニョンの長年の“恋愛”を猛烈に非難した第1話では、家族を持つ人と別れることができないチャニョンに現実を直視するよう忠告し、緊張感を高めた。
ただ、その忠告の裏には辛い恋のせいで夢と青春を無駄にしたチャニョンに対する不憫さがこもっていた。口喧嘩をするものの、すぐに包み込む姿からは友だちへの友情の深さを垣間見ることができる。
また、重なる偶然で恋に落ちたキム・ソヌ(演者ヨン・ウジン)とのロマンスでは、違った魅力を披露した。
キム・ソヌの真っすぐな愛情表現に戸惑いを示しながらも、ときめきを隠せない姿は見る人たちも微笑ませる。さらに「養子縁組」という共通点も合わさり、友だちには見せたことのない彼女の本心がキム・ソヌを通じて表れている。キム・ソヌがチャ・ミジョの人生にどれだけ大切な存在になるかも見どころだ。
視聴者を悲しみに追い込んだ第2話のエンディングでは、ソン・イェジンが本領を発揮した。
親友との別れを予感して言葉では言い表せない感情に包まれたまま憤りをぶちまけるシーンは、胸が痛むような悲しみを感じさせた。何事にも落ち着いて理性的なチャ・ミジョを一瞬にして崩したとんでもない運命が訪れたなか、彼女がどんな行動を取るかにも注目したい。
ソン・イェジンは39歳のチャ・ミジョが経験する幸せと悲しみ、ときめきと怒りなど移り変わる感情を表現しながらドラマを引っ張っている。見る人を圧倒する演技力は、ソン・イェジンの真価を改めて感じさせた。その演技力だけでも、今後の展開に期待を募らせる。
ソン・イェジンが主演する『39歳』は、韓国JTBCにて毎週水・木曜22時30分に放送中。Netflilxでも同時配信中。
(記事提供=OSEN)
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