【究極ランキング】時代劇デビューに最適な歴史ドラマ・ベスト5〔朝鮮王朝編〕

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韓国時代劇が描く時代区分を見ると、朝鮮王朝がとても多い。それは理由がある。まず、「朝鮮王朝実録」という膨大な歴史書によって朝鮮王朝の実態が詳細に説明できるからだ。

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いわば、「朝鮮王朝実録」をテキストのように生かして脚本を作れるので、必然的に朝鮮王朝はドラマの舞台になりやすい。

しかも、現代の韓国は朝鮮王朝時代の風習や価値観が色濃く残っていて、視聴者は王朝に生きていた人々に親近感を持てるのだ。

そういう理由から朝鮮王朝のドラマは時代劇の主流になっているのだが、これから時代劇にデビューするという人には、どんな作品がふさわしいだろうか。ベスト5を選んでみよう。

国王と王妃の愛情物語にウットリする

(写真=韓国tvN『王になった男』ポスター)

第5位 『王になった男』(2019年)

ネットフリックスに配信されてから上位ランキングにすぐ入った人気作だ。主役のヨ・ジングは小さいころに天才子役と言われたが、大人の俳優に成長しても「天才」ぶりをいかんなく発揮している

このドラマで彼は道化師を演じており、瓜二つだったことから国王の身代わりとなる影武者になるが、やがて人間味あふれる善政を行なっていく。そうした物語の展開がとてもいいし、王妃を演じるイ・セヨンも素晴らしい。

「ラブコメ」と「本格派」を兼ね備えたドラマ

写真=『雲が描いた月明り』公式サイトより

第4位 『雲が描いた月明り』(2016年)

男装した女性が国王の後継者たる世子の側近になるという、ありえない設定なのだが、実は歴史的な事実をしっかり押さえた脚本が秀逸で、本格派の時代劇と言ってもいい内容だ。それでいて、主役のパク・ボゴムとキム・ユジョンという美男美女がコミカルに笑わせてくれる。まさに「ラブコメ」と「本格派」の両方を兼ね備えた見どころ満載の時代劇である。

豪華な料理を見ているだけで楽しくなる

宮廷女官 チャングムの誓い』でチャングムを演じたイ・ヨンエ(写真=SPORTS KOREA)

第3位 『宮廷女官 チャングムの誓い』(2003年)

いまさら説明が要らないほどの不朽の名作。日本で韓国時代劇をもっとも広めた究極のドラマで、その功績はとても大きい。特にビジュアル的に華やかなのがドラマの前半。ヒロインのチャングムが王宮の料理人として登場し、豪華絢爛たる食膳をたっぷりと見せてくれる。そういう意味で誰もが好きな「美味しいドラマ」でもある。

情が濃いエピソードが随所に織り込まれている

(写真=tvN『100日の郎君様』ポスター)

第2位 『100日の郎君様』(2018年)

このドラマの登場人物はすべて架空で歴史上の有名人も出てこない。しかし、世子と悪徳高官の対決で象徴されるように、まるで重厚な王朝絵巻のようにストーリーがとてもよくまとめられている。

主役コンビのド・ギョンスとナム・ジヒョンが演じる夫婦愛もとても麗しい。情が濃いエピソードが随所に織り込まれていて、このドラマを時代劇デビューに選んだら、かならず「時代劇って面白い」と思えるはずだ。

現代的なセンスで時代劇をとことん楽しめる

『トンイ』で淑嬪・崔氏を演じたハン・ヒョジュ

第1位 『トンイ』(2010年)

私(康熙奉)が書いている時代劇の記事の中で一番読まれるのが『トンイ』。それだけ読者の関心が高いドラマで、時代劇デビューにピッタリなので一番推薦できる。今まで時代劇を敬遠していたという人は、やはり歴史に詳しくないことがネックになっていたかもしれない。

そういう人にも、一番スムーズに時代劇になじめるのが『トンイ』だ。主役のハン・ヒョジュが演じる主人公トンイは、持ち前の明るさと機転とひたむきさで人生の困難を切り開いていく。物語のテンポもとてもいいので、視聴者も現代的なセンスでスピーディーに時代劇を楽しむことができる。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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