「ZE:A」出身の俳優イム・シワンがラブコメに初挑戦した理由

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韓国のボーイズグループ「ZE:A」のメンバーとして活躍している俳優イム・シワン。彼が初めて出演したラブコメのドラマが『それでも僕らは走り続ける』だ。

2020年12月16日から2021年2月4日まで韓国で放送されていたこの作品で、イム・シワンが演じたのは短距離の韓国代表選手キ・ソンギョムだ。

これまでに、2012年の『太陽を抱く月』や『応答せよ1997』、2014年の『ミセン-未生-』、2017年の『王は愛する』などのドラマに出演してきた。

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『それでも僕らは走り続ける』の台本を読んだイム・シワンは、脚本を手掛けたパク・シヒョンの才能が光っていると思ったという。

その中で言葉に力があるのを感じた彼は、そんな言葉が会話の中で語られる様子が、実際の自分の日常会話の雰囲気と似ていて魅力的だったと語っている。

イム・シワン

何かに包み込まれる感覚

それで、この作品に出たいと思ったイム・シワン。ラブコメには初挑戦だが、恋愛ドラマに関して言えば、2017年『王は愛する』以来3年ぶりの出演となるが、それは避けてきたわけではなく偶然出演しなかっただけのようだ。

しかし、彼は今回の作品選びにおいて、甘くて心くすぐられるような恋愛ドラマに出ることになったようで、撮影中もワクワクが止まらなかったらしく、暗い作品を撮っているときよりも気分のいい日が多かったと語っている。

実際にこの作品を見たイム・シワンは、ふわふわした何かに包み込まれる感覚を感じたそうだ。

しかし、その思いを性格に言葉にできないが、目も癒されるような感じがしたときに、この優しさや安らぎの正体が監督の目線だと気付いたという。

こうして、初めてのラブコメをやりとげたイム・シワンは、動画配信サービスWavveの新オリジナルドラマ『トレーサー』や2022年1月に公開される予定の映画『非常宣言』に出演することが決まっている。

果たして、これらの作品でいったいどんな役を演じるのだろうか。今後の彼の活躍に期待したい。

文=大地 康

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