【あの人は今】『チャングム』主演イ・ヨンエのその後と現在

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本における韓流時代気劇人気の火付け役となった『宮廷女官チャングムの誓い』。その大ヒットドラマで主演を務めたのがイ・ヨンエだった。

『チャングム』が初めて韓国で放映された頃、彼女は韓国メディアとの取材で語っている。

「時代劇に出演すると本当に多くのことを学べると言いますが、本当でした。私にとって『チャングム』は忘れることができない大切な作品となりました」

もっとも、当初、『チャングム』への出演を決めかねていたという。

【最新写真】『チャングム』イ・ヨンエ、14年ぶりの映画が9月に日本公開へ!!

出演を迷った『チャングム』で見つめた“新しい自分” 

「当時は映画『春の日は過ぎ行く』を撮り終えてから2年のブランクがありましたし、『チャングム』は全56話(日本では54話)という大作を演じきれるか不安だったのです。

さまざまな先輩方に相談したところ、“やってみろ”と言われて出演を決めましたが、今、振り返ってみると、私はチャングムというキャラクターに恵まれて幸運だったと思います。

ドラマや映画の撮影に入ると、自分が任されたキャラクターに似てくるのですが、『チャングム』に出演したことで、私の性格もとても明るくなったような気もします。普段の私は静かでおとなしい性格なのですが、チャングムのように明快でたくましくなりました(笑)」

ただ、『チャングム』の撮影は決して楽ではなかったらしい。クランクイン前は役作りのために宮廷料理研究院で10日間のスパルタ教育を受け、深夜にまで及ぶことが日常茶飯事だった撮影中はあまりの辛さで、「ひとり車の中で泣いた」こともあったという。

自分の演技力に課題を感じることも多かった。

「時代劇では、内面に潜む感情をうまく表現しなければなりません。衣装やヘアスタイルで飾ることができないので、視聴者たちの視線は役者の演技に集まります。セリフや顔の表情をよりリアルに見せなければならないのです。それはとてもプレッシャーでもありました」

それでも見事にチャングムのキャラクターを消化したイ・ヨンエ。

『チャングム』終了後は映画『親切なクムジャさん』主演。2009年8月に芸能活動を一時中断し、在米韓国人の企業家と結婚。2011年には二卵性双子の男子と女の子を出産し、2児の母にもなった。

そんなイ・ヨンエが久々に公の場に姿を現したのが、2014年。特別番組『イ・ヨンエの晩餐』で久々にお茶の間に登場し、双子の育児に奔走する姿を披露した。

イ・ヨンエ(2019年11月撮影)

そして翌2015年には韓流時代劇ドラマ『師任堂(サイムダン)、色の日記』の主演を務めた。2017年に韓国で放映された同作は、もちろん日本でもオンエアされた。

その『師任堂』終了後もファッション誌で優雅なグラビアを飾ったり、10年以上も広告モデルを務めているLGグループのイベントに登場したり、2014年仁川(インチョン)アジア大会の聖火最終点火者を務めたりと、多忙のイ・ヨンエ。

来る2020年9 月18日からは14年ぶりの新作映画『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』が日本でも上映される。イ・ヨンエのファンたちはぜひ鑑賞することをオススメする。

構成=韓ドラ時代劇.com編集部

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事